六本木ヒルズでは7月16日から8月28日まで、子どもたちの創造力を育む夏の恒例イベント「キッズワークショップ2016」が開催される。
“未来を担う子どもたちに、本物の場所で本物の体験を提供する”という趣旨のもと、六本木ヒルズに入居する企業や店舗、美術館や映画館といった各施設が子どもたちのためのワークショップを行う同イベント。会期中は、全60種類、約270講座の多彩なプログラムが登場する。昨年から始まったアークヒルズでは6種類・12講座が、虎ノ門ヒルズでも4種類・11講座のプログラムが行われる。
六本木ヒルズでは、弁護士の指導のもと、法律事務所内の模擬法廷スペースを利用した模擬裁判(刑事)を体験できる「模擬裁判を体験しよう」や、初開催となるクリスプ・サラダワークスによる「チョップ体験 オリジナルチョップドサラダを作ろう!!」、森美術館と六本木天文クラブのコラボレーションによる「天体望遠鏡をつくろう」、六本木ヒルズのヒミツをダイジェストで紹介する「六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー」などを開催。
アークヒルズでは、今年4月に新たなコミュニティづくりとしてスタートした「アークヒルズ キッズコミュニティBASE」にて、ペンで絵を描くように電子回路を描くことができるキット「AgIC」を使って電気をハンティングするツールを作り、実際にツールで植物や金属など色々なモノに触れて身近な電気をハンティングする「エレキハンティング」を開催。光る文字やイラストを生み出すロボット型おもちゃ「wordee」を使って光で遊ぶ「光のお絵描きロボ『wordee』と一緒に、光で遊ぼう!」も行われる。虎ノ門ヒルズでは、スタイリストの指導のもと、普段使いできる“ちょっと差のつくオシャレ髪”のアレンジを親娘で学べる「オシャレまとめ髪教室」などを実施する予定だ。
また、今年4月に文部科学省が2020年度から小学校での「プログラミング教育」の必修化を目指す方針を示したことを受け、森ビルとマサチューセッツ工科大学メディアラボ(MITメディアラボ)による「MIRAI SUMMER CAMP」が今年も開催。必修化を前に、子供の夏休みを利用して最新テクノロジー技術を使ったプログラミングを体験できるワークショップやプログラムが多数用意される。プログラミング未体験の子どもにも無理なく挑戦できる内容となっている。
「プログラミングでデジタルストーリーを作ろう」では、iPadアプリ「Codeable Crafts」を使って物語をプログラミングしていく。まず、ペイントツールやカメラを使って絵本の主人公となる自分だけのキャラクターをデザインし、次にプログラミングブロックを使ってそのキャラクターを走り回らせたり、ジャンプさせたり、別のキャラクターを加えて話させたりする。最後には声も録音して作品は完成となる。また、ソニーが開発したワイヤレスブロックモジュール「MESH」を使った「未来の生活をつくってみよう!MESHでloTワークショップ」では、「家のドアがおかえりと言ってくれたら?」「しゃもじが突然歌い出したら?」など生活を楽しく便利になるようなちょっとしたアイデアをアプリを使って実際に作ってみることで、楽しみながら問題解決や創造力を身に付けることができる。
その他、「littleBitsで街づくりに挑戦 しよう!~電子工作を通して社会とつながるスキルを身に付けよう~」、「MESH×OLYMPUS AIRで、自分だけの撮影方法を考えよう!」、「iPadの上の小さなロボットをプログラムでうごかそう!」、「スクラッチでプログラミングを遊ぼう!」などの企画が登場する。