16年1月23日から3月27日まで、高知県立美術館にてマリメッコ(marimekko)の歴史を辿る「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」が開催される 。
1951年にヘルシンキで創業されたマリメッコ。今回行われる展覧会では、ヘルシンキにあるデザイン・ミュージアムの所蔵作品の中から、約50点のファブリック、約60点のヴィンテージドレス、デザイナーの自筆スケッチ、各時代の資料などを展示。貴重なアーカイブ作品を通じて、その歴史を辿れる展覧会となっている。
同展は3つのセクションで構成されており、「INTRODUCTION」では、マリメッコの歴史を語るには欠かせない、1950年代から2000年代までの大胆な色づかいや柄が特徴の作品を展開。「TIMELINE」では、ドレスやファブリック、食器などの貴重なアーカイブアイテムの他、著名デザイナーのインタビュー映像も展示される。「THE ART OF DESIGN」ではデザインが描き起こされてからファブリックとして製品化されるまでの過程を、ヘルシンキにあるプリント工場の貴重な映像を交えながら紹介していく。
その他、期間中はワークショップや講演会なども開催する。2月6日の14時から15時30分まではテキスタイルデザイナーの鈴木マサルによる記念講演会を、3月13日の11時及び16時30分からはマリメッコの創業者であるアルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を描いた映画『ファブリックの女王』の上映会を実施。2月11日にはフィンランドの伝統装飾“ヒンメリ”を制作するワークショップを、2月27日、28日、3月5日、6日にはオリジナルデザインのテキスタイルをつくるワークショップを開催する。また、1月30日、2月20日には、フィンランドの文学や工芸についてレクチャーを受けることができる。
【イベント情報】
「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」
会場:高知県立美術館
住所:高知県高知市高須353-2
会期:16年1月23日~3月27日
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:一般1,100円、大学生800円