日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】

2015.12.18

代官山周辺で働くクリエイターたちが中心となり活動している「東京代官山ロータリークラブ(以下、RCTD)」。

RCTDが主催する「大西洋さん、卓話と食卓」というトークと共に日ソウルフードであるお米や、お米と楽しむ食を味わうイベントが、同メンバーである遠山正道さんが代表を務める株式会社スマイルズの本社オフィスで開催された。

会の前半は、三越伊勢丹ホールディングス・代表取締役社長の大西洋さんのトーク、後半では、お米や和牛など、日本の食文化を味わうイベントが行われた。

「こめ結びのおもてなし」という米を主役にしたイベントでは、三越伊勢丹のフードバイヤーが厳選した、“日本各地のごはんの友”を使った料理や実りの秋を象徴する“日本酒”が供された。また装飾ユニット・mimosa(ミモザ)が、 実りの秋をイメージした紅葉や稲穂を取り入れた温かみのある草で空間を演出した。

おもてなしのドリンクには、米と麹で作る優しい味わいの「甘酒」(三崎屋醸造)、名酒の誉れ高い「雪の茅舎」(秋田・齋彌酒造店)、「りんごジュース」(岩手・紫波フルーツパーク)紅芋酢のソーダ割などを用意。そして“日本各地のごはんの友”を取り入れた料理は株式会社スマイルズのフードプランナー桑折敦子さんが担当した。青森ではじめて特Aランクを取得したキレと粘りのあるお米「青天の霹靂」を使って、「梅の実ひじき」(大宰府えどや)、「じゃこ山椒」(京都・たけのうち)などをくわえた“ひと口むすび”を握り、「玉ねぎ天」(岡山・長谷井商店)と大根を出汁で煮た“おでん”、宮崎の尾崎牛を使った“牛丼”や“キーマカレー”など、ごはんが欲しくなる幅広いフードメニューを並べた。「全国各地のごはんの友で結んだおむすびをはじめ、お米のおいしさを引き立てるメニューで、実りの秋を表現しました」と桑折さん。

また会場を沸かせたのは、和牛文化を世界に発信するVIVA JAPAN代表の浜田寿人さんが用意した宮崎産の尾崎牛。「30ヶ月もかけて長期飼育する尾崎牛は、幻の和牛ともいわれ、東京では年間4、5頭入るかどうか。エシレバターのようにスッととける甘味のある脂など、和牛のなかでもトップクラスのおいしさです」との浜田さんの言葉に喉がなる。イベント空間に併設されたキッチンから、低温でじっくりローストしたのグリルやサッとあぶった和牛寿司が運ばれると、待ちきれない参加者が次々に手を伸ばす光景がみられた。「こうやって多くの人に食べてもらい国内外にすばらしい和牛をPRしていきたい」と語った。

卓話で刺激をうけて、食卓でお腹をみたす、心とカラダに豊かな実りを与えた「大西洋さん、卓話と食卓」は、大盛況のうちに幕を閉じた。

前編「三越伊勢丹の大西洋社長が代官山ロータリークラブで語った“伊勢丹に就職した理由”とは?【イベントレポート--前編】」に続く。
森有貴子
  • 会場では、秋の味覚を味わいながら参加者たちが思い思いに会話を楽しんだ
  • 実りの秋をイメージした装花は装飾ユニット・mimosaが担当した
  • 30ヶ月もかけて長期飼育される尾崎牛は、幻の和牛とも呼ばれる
  • 参加者も和牛に興味津々!
  • 装飾ユニット・mimosaの二人
  • 和牛文化を世界に発信する浜田寿人さん
  • 旬の食材を使った料理を担当した桑折敦子さん
  • 大西洋社長も参加者との歓談を楽しむ
  • こちらは、牛肉と玉葱をたっぷり使った牛丼
  • スパイスの香りがキッチンに広がる
  • オープンキッチンで、大胆に和牛を削っていく
  • そして、目の前で和牛を焼くと会場内においしい香りが広がる
  • 目の前で焼かれるお肉は、絶好のシャッターチャンス
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 旬の大根と三越伊勢丹でも人気の高い玉ねぎ天のおでん
  • スパイスの芳醇な香りが食欲をそそるキーマカレー
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • 株式会社スマイルズの代表取締役社長の遠山正道さん
  • 日本のソウルフード、お米と共に秋の味覚を楽しもう 「大西洋さん、卓話と食卓」【イベントレポート--後編】
  • ビールは三越伊勢丹のオリジナル銘柄をセレクト
  • お米は青森で初めて特Aランクを取得した「青天の霹靂」
  • エシレバターのようにスッととける甘みの尾崎牛
  • 和牛をバナーで炙って頂く和牛寿司
  • 会場には落ち葉のリースが飾られた
ページトップへ