タクーンやマリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックなど、世界各国のクリエイターとのパートナーシップで、美しさだけでなく革新性と洗練されたデザインを併せ持つアイテムを送り出してきた、日本を代表するジュエラー、タサキ(TASAKI)。これまでにもジュエリーとともにレザーアイテムも発売してきたが、来春初めてのレザーグッズのコレクションをスタートする。
新コレクションにあたり、パートナーシップを組んだのは、スペインの伝統工芸やクラフトマンシップを尊重しながら、現代的なデザインで知られるブランドレリキアエ(RELIQUIAE)」で、デザイナーは同社のデザイナーのエクター・ハレーニョ・アミエバとアドリアン・ディアス・ロペス。タサキの根幹となっている3つの要素である「Quality」「Creativity」「Craftmanship」が息づくレザーコレクション「TASAKI por RELIQUIAE(TASAKI ポル レリキアエ)」は、素材の調達からメタルパーツの製作、レザーの縫製まで、製作過程のほとんどをRELIQUIAE同様にスペインの伝統的な製法で行う。
ファーストコレクションでは、スペインの現代アートやホアキン・パラオシスの建築などにインスピレーションを得ながら、ユニークな建築フォルムをポータブルなアイテムに落とし込んだ。上質なカーフレザーを使ったバッグ12アイテム(予価10万円~30万円)とスモールレザー6アイテム(予価5万円~10万円)をそれぞれのアイテムに合わせたカラーバリエーションで展開する。
発表にあたりアミエバ氏とロペス氏が来日。記者会見では「タサキがパールやダイヤモンドの品質を大事にしているように、私たちはレザーのベストの品質を追求しています。スペインのレザーというのはとてもやわらかく、なめらかで、ヨーロッパのなかでもほかを追随しない品質を保っています。そうして集めたなかからでも職人が選び抜いた品質のものでレザーの製品を作っています」と語った。
2016年2月下旬よりタサキ 銀座本店、東京ミッドタウン店より発売予定となっている。