各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)です。
■『雪の女王』ハンス・クリスチャン・アンデルセン(H.C. Andersen)
デンマークの代表的な童話作家・詩人、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの物語に、マリメッコ(Marimekko)のデザイナーでもあるサンナ・アンヌッカ(SANNA NNNUKKA)のイラストが添えられた、大人も楽しめる上質な物語絵本。原書はイギリスで10月末に発売され、日本語版は小宮由による翻訳で11月に刊行された。
アンデルセンの物語は『みにくいアヒルの子』や『マッチ売りの少女』『裸の王様』等も世界中で広く知られ、『雪の女王』は1844年の作品。繰り返し映像化や戯曲化がなされ、現在も様々な作品に影響を与える古典の名作とされている。
自身の制作において、世界の伝統や文化を取り入れ、柄の中に物語を織り成すことを大切にしているというサンナ・アンヌッカが手掛けるアンデルセン童話の絵本化は『モミの木』に続いて本書で2作目。装丁はクロス装、表紙には銀箔が施されており、これからの季節のギフトにもオススメ。
【書籍情報】
『雪の女王』
著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳:小宮由
イラスト:サンナ・アンヌッカ
発行:アノニマ・スタジオ
発売:KTC中央出版
言語:日本語
ハードカバー クロス装/92ページ/235×128mm
発刊:2015年11月
価格:2,600円