北欧家具メーカーのフリッツ ハンセン(Fritz Hansen)が10月24日から11月3日まで、名作「セブンチェア」の60周年を記念したプロジェクト「7 COOL ARCHITECTS」のインスタレーションを増上寺・光摂殿にて開催する。
アルネ・ヤコブセンがデザインした名作家具「セブンチェア」の60周年を祝うとともに、新たな可能性を探るべく発足されたプロジェクト「7 COOL ARCHITECTS」。同プロジェクトでは、ザハ・ハディッドを始め、五十嵐淳建築設計、ネリ&フー、カルロス・オット建築事務所&カルロス・ポンセ・デ・レオン建築事務所、ジャン・ヌーヴェル、ビャルケ・インゲルス グループ(BIG)の世界的に活躍する7組の建築家が、それぞれの観点から「セブンチェア」を再解釈し、世界に一つのアートピースを製作した。
「7 COOL ARCHITECTS」は、ロンドン、コペンハーゲン、ベルギーでの展示に続き、日本では増上寺の光摂殿で開催されるデザインイベント「AnyTokyo 2015」にて今回、初のお披露目となる。
今年のミラノサローネで高い評価を得た建築家・篠崎弘之が手掛けるインスタレーションにより、7組の建築家による個性豊かな「セブンチェア」を展示。カルロス・オット建築事務所&カルロス・ポンセ・デ・レオン建築事務所は、テクノロジカルキャンパスであるソナメリカの旗艦ビル“Celebra”をコンセプトに製作。地階のオープンルーフ壁面に有機的に成長するバーティカルガーデンの各エリアを構成する曲線がデザインに取り入れられた。
また、ザハ・ハディッドはアイコニックなフォルムのシート部を取り囲むような2本のスチール棒が特徴のダイナミックかつシームレスなモデルを、ジャン・ヌーヴェルはブラックとホワイトの対象式な色使いが印象的なモデルを、五十嵐淳設計建築は“廃木材を収集、着色し、家具への使用が可能なボードにすること”がコンセプトのモデルを製作した。
なお、同プロジェクトで誕生した「セブンチェア」は、東京での展示後にアジアで巡回展を開催した後、チャリティーオークションに出品する予定だ。
【イベント情報】
「7 COOL ARCHITECTS - AnyTokyo 2015 -」
会場:増上寺光摂殿
住所:東京都港区芝公園4-7-35
会期:10月24日~11月3日
時間:11:00~20:00
入場無料