エスティ ローダーグループが10月1日、乳がん知識啓発キャンペーン「ピンクリボン」の一環として、世界の主要建築物をピンク色に染め上げるイベントを開催する。
米国人女性の8人に1人、日本人女性でも12人に1人が一生にのうちに発症してしまうと言われている乳がん。9月23日には元女子プロレスラーでタレントの北斗晶も自身のブログで、乳がんを患っていることを告白している。乳がんは米国人女性だけでも2分に1人の割合で診断されており、その割合は年々増加。12年には全世界で170万人が乳がんと診断されている。
乳がん知識啓発キャンペーン「ピンクリボン」は、1992年にエスティ ローダーのシニアコーポレートヴァイスプレジデントだった故エヴリン・ローダーがスタートしたもの。乳がんの知識啓発と医療支援を行っており、現在ではピンクリボンをシンボルにした「ピンクリボン」キャンペーンとして世界70カ国以上で展開されている。
同キャンペーンでは2000年より、啓蒙活動の一環として世界の主要建築物をピンクにライトアップしてきた。今年も10月1日の夜に、女性は自分自身が、男性はパートナーや家族が、乳がんの検診を受けることの重要性を思い出してもらうために、世界中のランドマークをピンク色に点灯。日本では、東京タワー、東京スカイツリー、清水寺本堂に加え、今年より新たに姫路城も点灯されることとなった。
今年から新たに加わった姫路城の点灯式では、姫路市のイメージキャラクターである「しろまるひめ」が、スワロフスキーで出来たピンクリボンを付けた姿で登場。乳がんの知識啓発カードの配布も行われる。