アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alexandre Mattusssi)の日本におけるフラッグシップショップが12日、東京・表参道のGYRE1階にオープンした。2011年パリメンズでデビューし、またたく間に人気を獲得。2013年に「ANDEM Fashion Award(フランス国立モード芸術開発協会ファッションアワード)」を受賞したことで、世界的に販路が拡大している同ブランドにとって、本国のフランス国外初の路面店となる。
現在パリで3店舗の直営店を展開しており、パリの店舗も手掛けたカール・フォルニエとオリヴィエ・マーティーによる建築デザインユニット「STUDIO KO」が今回の表参道店の設計を担当。AMIの最新ショップ、サントノーレ店のモダンな内装デザインをベースとしているものの、これまでの店舗とはまったく違ったコンセプトで仕上げられたという。GYREの周囲の環境を生かし、大理石と籐、コルク、真鍮のレール、ミラー、植物と異なる素材を意識的に掛け合わせることで、東洋と西洋の異なる質感がコンバインする印象を空間に与えている。
「AMI の旗艦店を考えた時に場所はここ(GYREの1階)しか考えていなかった。ラグジュアリーブランドとストリート系のショップが交差するこのロケーションは、パリのリアルクローズであるAMIにとってふさわしい場所」と同ブランドの関係者は話している。
前日のオープニングレセプションは同ブランドのファンや友人たちが、来日したアレクサンドルを祝福。AMI(フランス語で友達の意味)のロゴスウェットと赤いニットキャップが表参道のGYRE周辺にあふれた。
■text : 野田達哉