総合ファッションアパレル企業・三陽商会が、東京・銀座に同社の展開ブランドを集結させた「三陽銀座タワー」(東京都中央区銀座8-8-9)をオープン。チームラボ(teamLab)による「Mirror Object Signage」と「チームラボカメラ」を導入している。
「Mirror Object Signage」は、鏡で出来た複数の立体オブジェで構成されたデジタルサイネージ。インテリアとしても存在感を放つ同サイネージは、通常は鏡として機能しているが、人が近づくと内部に仕込まれたディスプレイが反応し、映像が流れ始める仕組みとなっている。
画面に表示されるのは、三陽商会が展開するブランドの写真や映像。三陽商会の原点である“レインコート”を連想させる、“雨”のイメージなどが流れることも。プログラムによって自動で生み出される雨粒は、位置に応じて異なる雨音を奏でながら流れ落ちていく。なお同サイネージは、オブジェごとに異なる写真を表示したり、全画面を連動させてひとつの映像を流したりと、特別な映像体験を提供してくれる。
また、今回あわせて導入された「チームラボカメラ」は、Facebook連動型のデジタルサイネージ。スタートボタンに触れると、画面にフレームが現れ、撮影がスタート。撮影された写真は自動で加工され、完成した写真が三陽銀座タワーの公式サイト、および特設Facebookページにアップロードされる仕組みとなっている。なお、写真は自由にダウンロードやシェアをすることも可能だ。