山口小夜子デザインのジュエリー作品「uruyui」、新宿伊勢丹で現代風に昇華

2015.09.10

伊勢丹新宿店では9月16日から28日まで、日の美を表現する伝統工芸と人気ブランドコラボレーションしたアクセサリーを同店本館1階アクセサリー売場で展開。山口小夜子がデザインしたジュエリー作品を現代的にアレンジしたアクセサリーも登場する。

同企画は、日本の伝統工芸における職人技が、伊勢丹新宿店で展開する11のアクセサリーブランドとコラボレーションする形で紹介するもの。それぞれのブランドが持つ感性と匠の技が出合い織り成すハーモニーには“和の心”が吹き込まれている。

ドイツ老舗ジュエリーブランドのグロッセ(Grosse)は、日本のカットガラスの始まりと言われる江戸切子とコラボレート。江戸切子を嵌め込んだオーバル型モチーフと繊細なチェーンを組み合わせたデザインで、モダンな表情に仕上げている。アイテムは6種類あり、ネックレス3型(2万7,000円、4万円、5万円)、ピアス(3万6,000円)、イヤリング(3万4,000円)、バングル(5万円)がラインアップされる。

ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)は、江戸時代から伝わる伝統のつまみ細工を用いたブローチを制作。“つまみ細工”とは薄絹を小さく切りつまんで折り畳み組み合わせることによって文様を作る技法で、同ブランドでは鶴(1万9,000円)や富士山(1万6,000円)などオリエンタルなモチーフをポップにアレンジしている。

フェスタリア サンクチュアリ(festaria SANCTUARY)は、70年代に日本のトップモデルとして世界で活躍した山口小夜子が晩年にデザインしたジュエリー作品「uruyui」に、新たな息吹を吹き込みアクセサリーを製作。京組紐を使ったネックレス(6万円)や、大粒のパールに細かなダイヤモンド添えた繊細なチェーンネックレス(17万円)、の文様が刻まれたダイヤモンドリング(30万円)、“結い”を表現したリング(1万5,000円)などが登場する。

この他、アンジュエ・エー・ディー・エー(Angejouer A・D・A)の漆蒔絵・螺鈿を落とし込んだチャームネックレスや、ヴェレッタ オッターヴァ(veretta 8va)の加賀てまりを模したピアス、アデル(ADER)の籐細工をモチーフにしたバングルなど、バラエティに富んだラインアップで展開する。伝統工芸に触れながらお気に入りのジュエリーを探すことのできる、貴重な機会となっている。
畑 麻衣子
  • フェスタリア サンクチュアリ(uruyui×京組紐)
  • ケイタマルヤマ(ポップモチーフ×つまみ細工)
  • ケイタマルヤマ(ポップモチーフ×つまみ細工)
  • グロッセ(ドイツジュエリー×江戸切子)
  • グロッセ(ドイツジュエリー×江戸切子)
  • アンジュエ エー・ディー・エー(チャーム×漆蒔絵・螺鈿)
  • ヴェレッタ オッターヴァ(ピアス×加賀てまり)
  • アデル(ビジュー×籐細工)
  • フェスタリア サンクチュアリ(uruyui×京組紐)
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