デザインオフィス「nendo(ネンド)」が9月11日から11月22日まで、3つの展覧会を3週間ずつ立て続けに行う企画「nendo 3/3」を東京・表参道のGYRE内にあるアートギャラリー「EYE OF GYRE」にて開催する。
同企画では、“モノとその周辺との関係性”から生まれたデザインをテーマにした3つの展覧会を連続して開催。第1部は9月11日から10月4日まで、第2部は10月6日から28日まで、第3部は10月30日から11月22日までとなっており、3つの展覧会を連続的に見ることで、ひとつのメッセージを感じ取ることが出来る展覧会となっている。
第1部の「ヒト モノ スキマ」は、15年にミラノ万博のクールジャパン・デザインギャラリーにて開催された「colourful shadows」の巡回展。日本の職人の技術からインスピレーションを得たデザイン16点が、職人の手でしか生み出せない微細な表情の違いを強調するためにすべて黒一色に統一されて展示される。会場構成は、幅250mmの細長い展示台が来場者を誘導しながら部屋同士を繋ぐような造りにデザインされる。
第2部の「ヘヤ モノ スキマ」では、空間の“キワ”から派生した小さなテーブルのコレクション「edge tables」を初披露。個別に考えられた家具を空間に配置するのではなく、ギャラリーの複雑な空間を生かすことを考えた結果として生まれた作品の数々を展示する。
第3部の「モノ モノ スキマ」では、15年のロンドン・デザイン・フェスティバルで発表した、“モノ”の“スキマ”に別の“モノ”を隠してしまう「nest shelf」を始め、“モノ”の“スキマ”に機能を与えた「scissors」や「press lamp」など、“モノ”と“モノ”の関係性にフォーカスしてデザインされた12作品を展示する。
【イベント情報】
「nendo 3/3」
会場:EYE OF GYRE
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE内
会期:第1部 9月11日~10月4日
:第2部 10月6日~28日
:第3部 10月30日~11月22日
休館日:10月5日、29日