日本橋三越本店階中央ホールに鎮座する「天女像(まごころぞう)」が、今年4月に設立55周年を迎える。それを記念し天女像にオマージュを捧げるアート作品やファッション雑貨、食品など約160もの限定アイテムが同店で4月1日から販売される。
天女像は昭和35年に三越日本橋本店中央ホールに設置された約11mの大きな彫像作品で、希代の名工と賞される佐藤玄々が10年かけて制作した。武者小路実篤も天女像完成にあたって寄稿している。
4月1日から7日に開催される三越伊勢丹大誕生祭では、この天女像55周年の記念アイテムを約160種類企画。14年に文化功労者に顕彰された絹谷幸二は天女像へのオマージュを込めた新作を描き、佐藤玄々を敬愛する陶芸作家による色絵磁器も制作された。
アート作品に留まらず、銘菓の天女像記念缶バージョンも登場。インパクトある天女像が描かれた缶に詰められた「ウエスト」のリーフパイとクッキーのセット(1,600円)や「ヨックモック」のプティシガール(1,000円)など、手土産にすると話題が広がりそうな限定品も用意。
また、天女像を55歳を記念し55gの純金で仕上げた小判(55万円)も2点限りで製作された他、天女像をレーザーでリアルに刻印した茶箱(6,800円)や、三越の中元歳暮でも人気の高いカニ缶の天女像バージョン(2万7,000円)まで登場。
1度目にすると忘れられない驚きがほとばしる日本橋三越本店のアイコン「天女像」は、同店本館1階の中央ホールで営業時間中いつでも見学することが可能だ。