現代芸術活動チーム「目【め】」の東京初となる展覧会「たよりない現実、この世界の在りか」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで7月18日から8月22日まで開催されている。
目【め】メンバーの荒神明香が幼少時に寝転がって空を見ていた時、空に落ちそうな感覚を体験したことをきっかけに、普段意識することはなくても実は不可思議である「たよりない現実」に着目。観客の身体感覚を揺るがせ、「この世界の在りか」について想像力を開かせる。ギャラリーには、どこかで見たことのあるような室内空間が出現。観客は自らの記憶と重ね合せつつも、立体的な仕掛けによって違和感をおぼえる作品だ。
目【め】は、「ワウ ドキュメント(wah document)」の南川憲二、増井宏文が荒神のアイデアを実現すべく2012年に活動開始した現代芸術活動チーム。同年のすみだ川アートプロジェクト、13年の瀬戸内国際芸術祭、宇都宮美術館館外プロジェクトなどに参加し、斬新な作風が話題となった。14年春には福岡・三菱地所アルティアムで個展「状況の配列」を開催した。
【イベント情報】
目【め】個展「たよりない現実、この世界の在りか」
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階
会期:7月18日から8月22日
時間:11:00から19:00(日曜日・祝日は18:00まで)
休館日:月曜日
入場無料