ファッションデザイナーの滝沢直己は1960年7月19日生まれ。東京都出身。
81年に桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科を卒業し、翌年三宅デザイン事務所に入社。83年から、「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」傘下のブランド「プランテーション(Plantation)」のデザインを担当。
93年に「イッセイミヤケ・メン」、99年に「イッセイミヤケ」のデザイナーに就任。00SS広告にアーティストの村上隆を起用したり、2005年にクリエーティブディレクターの佐藤可士和とコラボレーションしたウインドーディスプレイを発表するなど、多方面のクリエーターと協業している。
また、フランクフルトバレエ団の「Eidos Telos」のコスチュームデザイン(95年)や、金沢21世紀美術館のユニフォームのデザイン(04年)、パリの国立ケ・ブランリー美術館のカーテンデザイン(06年)など、幅広く活動。
06年にナオキタキザワデザイン(NAOKI TAKIZAWA DESIGN)を設立し、代表取締役兼クリエーティブディレクターに就任。07SSコレクションをもってイッセイミヤケのクリエーティブディレクターを退任した。同年9月にはニューヨークにて「ナオキタキザワ」コレクションを発表。07年にはアーティストの奈良美智とドレス「山の上に月」を制作した。
08年、三陽商会のメンズブランド「サンヨー(SANYO)」のブランドリニューアルに参画し、コレクションラインのデザインとセカンドラインの監修を担当。10-11AWコレクションから「ヘルムートラング(HELMUT LANG)」メンズラインのクリエーティブディレクターも務めている。
11年、早稲田大学文化構想学部の非常勤講師に就任。同年、「ユニクロ(UNIQLO)」のデザインディレクターにも就任し、13-14AWシーズンからはユニクロの全アイテムを監修。「ライフウエア(LifeWear)」という新コンセプトを打ち出した。
また、13年3月からは「ヤンマー」のディレクターも務めている。“かっこ良すぎる農業用ウエア”が伊勢丹で販売されるなど、注目を集めている。