伊勢丹新宿店は、浴衣の新しい楽しみ方を提案するイベント「ユカタ サマー ハピネス(YUKATA SUMMER HAPPINESS)」を本館1階ザ・ステージにて7月9日から15日まで開催する。
同企画は、着物着用人口が減少していると言われる中、日本文化である着物を若い世代を含め多くの顧客に触れてもらう機会を増やすため、ファッション性の高い浴衣を提案する企画として2012年から同ステージにてスタート。今回で3回目となる。
今回のテーマは「大人のモード」。浴衣を着たことが無い若い世代や、浴衣を既に持っているが2枚目・3枚目は今までと違ったタイプの浴衣を着たいと感じている顧客に対して、本物かつファッション性を兼ね備えた浴衣を紹介する。
国内外で人気を誇るブランドが、伝統技法「捺染(なっせん)」で染め上げた生地を使い、浴衣をデザインした。昨年まではメンズのみの展開だったが、顧客からの要望があり今回はウィメンズ、キッズサイズも用意する。いずれも古典柄ではなく各ブランドの特徴が出たデザインとなっており、デザイナー自身が「自分のパートナー(家族)に着せたい」「自分が着たい」と思う浴衣をデザインしたという。
「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」はブランドモチーフであるリーフやスカル柄の浴衣を展開。同店が浴衣の取り組みで海外ブランドとコラボレーションするのは初めてとなる。
「タカヒロミヤシタ ソロイスト(TAKAHIROMIYASHITA The SoloIst)」からは星条旗からインスパイアされた片身変わりの浴衣、本体部分を白いペンキで塗り鼻緒も白い革を使った真っ白な下駄などが登場。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」はコレクションで使われたUFOやドラキュラ柄を採用した浴衣を販売。同ブランドのみキッズサイズを展開する。
浴衣に合わせるアクセサリーとして「ポーター(PORTER)」はオリジナルの素材を使った合切袋やファスナーでマチの幅を調整できるメンズライクなクラッチバッグを製作。
「着物を着ない方でもファッションとして提案すれば興味を持ってもらえるのではないかと考え、会場では花火大会やお祭りへ着ていく着こなしだけではなく、浴衣に帽子やストールなどのアクセサリーを組み合わせた新しいコーディネート提案もする。特別な時にだけ着るのではなく普段から浴衣を楽しんでもらえるようになれば」と担当バイヤーは話す。