「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)」は、ホテルとレジデンスに改装中の元百貨店「サマリテーヌ」で15SSメンズコレクションショーを開催。テーマは「Antiwar(反戦)」。
ミリタリーなどのユニフォームでは使用されない、色鮮やかなハウンドトゥースやアニマルプリントなどの素材を組み合わせ、既存のイメージを壊すことで反戦を表現するというコンセプト。デザイナー・川久保玲による現代日本へのアンチテーゼ、服を通しての明確な意思表示とも受け取れた。モデルの多くは、角のようにつま先が反り上がったブーツを着用し、また全員ヘアスタイルはリーゼント風で、ロックテイストもプラスしている。弾薬に被せるネットをイメージしたという、ハニカム型レースを組み合わせたコートや、レーザーカットしたコートなど、このメゾンらしい新しいエレガンスを感じさせるアイテムも多数。反戦のメッセージがプリントされたスーツのシリーズで幕を閉じた。