ファッションデザイナーのエリー・サーブ(Elie Saab)は1964年7月4日生まれ。レバノン出身。
9歳から独学でファッションを学び、身近にいた女性のための衣装を製作。82年に18歳の若さでベイルートにオートクチュールのアトリエをオープンする。初のコレクションを発表すると、彼のデザインしたイブニングドレスやウエディングドレスは、王室などのセレブレティから注目を集めた。
97年には国立イタリアファッション評議会のメンバーとして、イタリア人以外で初めて選出される。その後、ローマやミラノでコレクションを発表。02年には映画『チョコレート』でハル・ベリーがアカデミー賞主演女優賞を受賞すると、彼女が授賞式で「エリー・サーブ」の衣装を着用し話題となった。05年には既製服のラインも稼働し、上流階級の女性を中心に人気を集めている。
一方、彼はパリとの関係も深く、00年にはパリでオートクチュールと既製服のコレクションを発表。06年にもパリ・プレタポルテでコレクションを発表すると、翌年に旗艦店をオープンしている。