アンリアレイジ(ANREALAGE)が、BMWのプラグインハイブリッド・スポーツ・カー「BMW i8」の限定モデル「BMW i8 プロトニック・フローズン・ブラック(Prtonic Frozen Black)」とのコラボレーションによるミニ・コレクション「リフレクト・フローズン・ブラック(REFLECT FROZEN BLACK)」を制作した。
アンリアレイジは2016年7月、BMW GROUP TOKYO BAYで開催されたBMW創立100周年の式典でも新旧のBMWとコラボレーションしたファッションショーを行った。ミニ・コレクションは今回のためにマットブラックの加工を施した特別仕様車の発表を記念して行われたもの。
7月29日から8月10日まで、東京駅に隣接するBMW グループ スタジオで「BMW i8 プロトニック・フローズン・ブラック×アンリアレイジ」特別展を開催。特別仕様車と今回制作した「リフレクト・フローズン・ブラック」を展示している。
新車発表を記念して、28日に同会場で行われたレセプションパーティーでは、スペシャルインスタレーションとして、黒をテーマにしたコレクションピースのショーも開催。特別仕様車とともに、スマートフォンやカメラのフラッシュライトが当たり、反射することで、黒い服が赤、青、黄色、白の服に変わるコレクションが発表された。
レセプションでBMWのペーター・クロンシュナーブル社長は「BMWとアンリアレイジの革新性が共通していることからコラボレーションが実現した」と挨拶。
トークショーに登場した森永は「光を全部吸収するマットな黒から光をどう反射させるかをテーマにした。再帰反射のコレクションは1年前のBMW創立100周年のショーでも使ったが、そのときに使った白は、もともと反射材に使われてるものを服に応用するために、リフレクターに使われるようなシルバーを透明にしたものだった。今回はそれを黒くした状態から色を生み出すことに挑戦したので、難易度が高かった。車の素材や作り方は服とは全く違うが、それを応用して服に落とし込むことができる可能性はあると感じている。ファッションでは難しい、作り方の根本を揺るがせるようなBMWの作り方の改革や方向性を勉強させてもらいたい」とコメント。BMWサイドも「アンリアレイジの光や色の概念を覆す方法をインテリアやエクステリアに応用できれば」としている。