シャネル(CHANEL)から14年振りに発売される新フレグランス「ガブリエル シャネル」の発売を祝うパーティーが7月4日の夜、パリの「パレ・ド・トーキョー」で開催され、世界中から多くのゲストが祝福に駆けつけた。
メゾンの創始者ガブリエル・シャネルの名を冠したフレグランスの発売にあたり、会場は香りの世界観とともに、彼女の生き方やエスプリをメッセージとして発信する演出で彩られた。パーティー会場に足を踏み入れると、両サイドにファセットカットが施された可動式の鏡が並び、ゲストが移動するたびにいくつもの姿が映っては消えていく幻想的な空間が広がっていた。新フレグランスの主原料であるイランイランやオレンジフラワーなどの繊細な花の香りが辺りに広がり、ガブリエル・シャネルの言葉を散りばめた迷路のような空間やゴールドに輝く巨大なモビールによって、フレグランスの世界に引き込まれていく。さらに先へ進むと、真っ暗な部屋の中に、フレグランスのボトルが弾けて美しい花々に変化するホログラム映像が写し出され、壮麗な光と影の演出がこの空間をますます魅惑的なものにしていた。
この日、会場に駆けつけたのは、同フレグランスのイメージモデルを務める女優のクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)やライブパフォーマンスを行った歌手のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を始め、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、キャロリーヌ・ドゥ・メグレ(Caroline de Maigret)、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)ら、華やかな顔ぶれが勢ぞろい。ゲストたちはカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)ともに、香りに包まれた特別な一夜を過ごした。
なお、新フレグランス「ガブリエル シャネル」の発売は9月1日から。イランイラン、オレンジフラワー、ジャスミン、グラース産のチュベローズといった4種類の花によって想像上の白い花を表現したピュアでセンシュアルな香りで、時代を切り開いた彼女の人生やスピリットを表現している。