東京・東神田にあるギャラリーのタロウナス(TARO NASU)では、7月28日から8月12日まで、展示会「ユメイエ展:日本の若手建築家」を開催する。
日本の若手建築家9人と2組のユニットがドローイングと模型を作成し、それをもとに彼らを紹介する同展。建築設計という実践的な営みと「夢」という想像力の領域の橋渡しを意図しており、13人の若手建築家には「夢の家」というテーマが与えられる。
家とは建築のアーキタイプであり、「建てる」や「住む」といった人間の始原的な営みをめぐる思考と深く関わっており、「夢」という概念の解釈は建築家それぞれに委ねられている。ドローイングや模型が体現する小さなスケールの空間内には、それらの夢が表層し、現実の建築以上に濃密なミクロコスモスを形作る。閉塞感が漂う時代に、建築がどのような夢を紡ぐことができるのか。その投げかけに対する、多様な回答を垣間見ることができる展示会となっている。
参加する建築家は、青木弘司、畝森泰行、「o+h」の大西麻貴と百田有希、海法圭、田根剛、「teco」の金野千恵とアリソン理恵、中川エリカ、能作淳平、能作文徳、萬代基介、御手洗龍の13名。
【イベント情報】
「ユメイエ展:日本の若手建築家」
会期:7月28日~8月12日
会場:TARO NASU
住所:東京都千代田区東神田1-2-11
時間:10:00~18:00
休廊日:日曜月曜祝日