ジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)と黒木理也が手掛けるメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が、「Last Exit to Romance」をテーマとした2018年春夏メンズコレクションとウィメンズリゾートコレクションを発表した。
「Last Exit to Romance」では、マイアミのサーフカルチャーやロサンゼルスの自由気ままでノンシャランなスタイルにインスピレーションを得て、メゾン キツネが描く空想のユートピア「ロマンス」で過ごすためのリラックスしたカジュアルエレガンスを提案。
メンズのルックは、ナチュラルなファブリックにウォッシュや色染めなどの加工を加えて、ヴィンテージライクに仕上げられた。ボトムスは、クロップドパンツやバギーシルエットのバミューダパンツなど、軽快で動きやすいシルエット。マイアミの海岸を想起させるレーシングボートのモチーフは、ジャカードのニットやルーズカットTシャツの総柄としてグラフィカルに表現され、キャッチーな存在感を示している。黒のパイピングでコントラストを強調したベージュのコットンコートやトーン・オン・トーンのウールジャカードスーツは、カジュアルなワードローブの中で際立つエレガンスを発揮。さらに、ポロシャツやロゴ入りカットソーに施されたハワイアンタッチの花柄や、2羽の小鳥のモチーフ「ラブバード」が、コレクションに叙情的な雰囲気をもたらしている。
ウィメンズは、グレー、ネイビー、ベージュなどのベーシックなカラーパレットに、ビタミンカラーを織り交ぜて、エネルギッシュなサマースタイルを提案。ランダムボーダーのニットワンピース、ルーズシルエットのセットアップ、ポロシャツなど、“線”を効果的に使ったアイテムが目を引く。メンズコレクションにも登場したレーシングボートのモチーフはニットのセットアップとなり、鮮やかな赤のスタジャンと合わせてノスタルジックに。シンプルなコットンシャツは、シアーなギンガムチェックの袖や特徴的なハートモチーフをあしらい、さりげなく遊び心を取り入れた。ヴィンテージスカーフにヒントを得たモチーフは、ボックスシルエットのトップス、ラップドレスなど、シルクのアイテムに採用され、コレクション全体にソフィスティケイテッドな印象を与えている。
メンズ・ウィメンズともに、シューズには白のキャンバススニーカーやブラックレザーのストラップサンダルが登場。ストロー素材のキャップやリバーシブルハット、レーシングボートやロゴを正方形状に配したデザインのトートバッグ、ハワイアンフラワーのスカーフなど、ユニセックスで使える小物類もラインアップした。