宇都宮美術館では7月16日から9月24日まで、クリエイティブユニット キギ(KIGI)による大規模個展「KIGI WORK & FREE」を開催する。
アートディレクターでクリエイティブディレクターの植原亮輔と、同じくアートディレクターでデザイナーを務める渡邉良重が2012年に立ち上げた同ユニット。「時間」「知覚」「循環」といった、人間にとって普遍的なテーマを正面から扱いつつ、緻密なコンセプトと柔軟な想像力によって、自由で独創的な作品へと昇華させている。
数多くのグラフィックデザインや、デザイン会社DRAFT在籍時に手掛けたディーブロス(D-BROS)、2014年に滋賀・琵琶湖の職人たちと共同で立ち上げたキコフ(KIKOF)といったプロダクトデザイン、さらにこれらデザインの仕事とパラレルに存在するプライベートワーク。同展ではKIGIの取り組みを仕事(WORK)と作品(FREE)という2つの方向から紹介し、伸びやかかつ魅力的な世界観を提示する。
7月16日と9月23日には、植原と渡邉によるアーティストトークが開催。その他、8月6日にはKIGIナビゲートの江戸風鈴のオリジナル短冊作りをする「デザインのきっかけ」(参加費5,000円)、9月16日に代表作『時間の標本#001』を作る「時間の標本をつくろう」(参加費5,000円)といったワークショップ(いずれも要事前申込)や、9月17日には親交が深い阿部海太郎を招いてのコンサート、7月29日、8月19日、9月2日に「担当学芸員によるギャラリートーク」といったイベントも開催される。
【イベント情報】
「KIGI WORK & FREE」
会期:7月16日~9月24日
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
時間:9:30~17:00(9月19日~24日は19:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般800円、高大生600円、小中生400円
休館日:月曜(7月17日、9月18日は開館)、7月18日