過去最大級レアンドロ・エルリッヒの個展が森美術館で開催、8割の作品が日本初公開!

2017.07.07

東京六本木森美術館では11月18日から2018年4月1日まで、現代アーティストレアンドロ・エルリッヒの24年間の活動を紹介する世界最大規模の個展「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」が開催される。

では金沢21世紀美術館に恒久設置された「スイミング・プール」の作家として知られ、国際的に活動するアルゼンチン出身の現代アーティストであるエルリッヒ。視覚的な錯覚や音の効果を用い、自分が見ていることは果たして現実なのか、という疑いを抱かせるとともに、いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているかという事実に気付かされる作品を発表している。

同展では、1995年から2017年までに制作された作品から約40作品を紹介。「反射する港」や「試着室」など、8割が日本初公開の作品で構成され、今回のために作られた新作「教室」も発表される。日常にあるものが題材となっているため、誰でも楽しむことができるうえ、撮影可能の館内では、体験型インスタレーションなど“インスタ映え”する写真を撮ることができる。背景に社会的なメッセージや批評性が隠されている作品を通し、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が現れることを体験できる機会となっている。

展覧会情報】
「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」
会期:11月18日~2018年4月1日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
時間:10:00~22:00(火曜は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)
入館料:一般1,800円、高・大生1,200円、4歳から中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円
※会期中無休
HEW
  • レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年リノリウムにデジタルプリント、照明、鉄、木材、鏡800 x 600 x 1,200 cm展示風景:104-パリ、2011年※参考図版
  • レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年コンクリート、ガラス、水280 x 402 x 697 cm所蔵:金沢21世紀美術館撮影:木奥惠三画像提供:金沢21世紀美術館※参考図版
  • レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年リノリウムにデジタルプリント、照明、鉄、木材、鏡800 x 600 x 1,200 cm展示風景:ニュイ・ブランシュ、パリ、2004年※参考図版
  • レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年リノリウムにデジタルプリント、照明、鉄、木材、鏡800 x 600 x 1,200 cm展示風景:104-パリ、2011年※参考図版
  • レアンドロ・エルリッヒ《反射する港》2014年繊維ガラス、金属フレーム、駆動装置、木材、アクリル板サイズ可変展示風景:「ハンジン・シッピング・ザ・ボックス・プロジェクト2014」韓国国立現代美術館、ソウル、2014年
  • レアンドロ・エルリッヒ《精神分析医の診察室》2005年ソファ、本棚、机、椅子、カーペット、ガラス、照明のある同じサイズの2部屋サイズ可変展示風景:プロア財団、ブエノスアイレス、2013年※参考図版
  • レアンドロ・エルリッヒ《試着室》2008年パネル、フレーム、鏡、スツール、カーテン、照明サイズ可変展示風景:イグアテミ・ショッピングモール、サンパウロ、2016年
  • レアンドロ・エルリッヒ《シンボルの民主化》2015年写真145 x 100 cm
  • レアンドロ・エルリッヒ《シンボルの民主化》2015年写真145 x 100 cm
  • レアンドロ・エルリッヒ(ポートレイト)
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