ジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)によるアクネ ストゥディオズ(Acne Studios)は、パリ大学を会場にプレゼンテーション形式で2018年春夏メンズコレクションを発表。
本来ならばキャットウォークするモデルたちを眺める観客が、バックステージから出てランウェイを歩き、座っているモデルたちを眺める、という立ち位置を逆にした演出で見せた。
コレクションはスウェディッシュ・サマーハウスのイメージ。スウェーデンのサマーハウスのインテリアのディテールを配しながら、リラックスしたラウンジウエアをデザイン。外着であるコートも、気軽に羽織って出られるような軽量素材で制作されている。そのコンセプトはネットシューズやシースルーのシャツにまで及び、どこまでも軽やか。
また多くのアイテムがオーバーサイズに仕立てられ、イスに座ることでジャケットの身頃やパンツの裾がダラリと広がり、そのオーバーサイズ感が際立つ作りとなっている。クッションのようなバラのニットモチーフやソファを彷彿とさせるステッチ、またスカンジナヴィアモチーフのニットベストなど、60~70年代を思わせる要素が散見され、ヴィンテージ・レトロな雰囲気もたまらない。