テレビ東京ドラマ24『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』のメイン監督を務めた、脚本家で監督の松居大悟による最新映画『アイスと雨音』が公開される。本作の衣装を、若手ファッションデザイナーのケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)が担当した。
メインのディーザービジュアルに起用されたのは、紅甘、戸塚丈太郎、田中怜子、森田想、田中偉登、青木柚と、演技経験もバラバラな6人の中高生たち。現実と虚構、映画と演劇の狭間に立たされ、小さな町でもがき苦しむ様子を描いた青春映画だ。
ヨシダは今回の衣装参加について、「僕は普段、明るいのか暗いのかわからない思春期の子たちの感情や、彼らのもがく姿にどうしようもないくらい強く惹かれてファッションをデザインしているのが、松居さんも思春期にどうしようもないくらいに惹かれ、その一瞬に特別な感情を持って向き合っていてその姿勢にひたすらに共感している。松居さんの強い感情と、思春期真っ只中の8人が真剣に熱くぶつかり合った撮影現場は、本当に一瞬で、とてつもない生々しさで溢れていた。一人ひとりのありのままの姿を剥き出しのまま見て感じてもらいたかったので、僕ができることは本当にほんの少しだったが、一人ひとりの魅力がより伝わるように意識してスタイリングを組んだ。微力ながらも『アイスと雨音』に関わって、すごい熱量を共有できたあの時間はとても貴重だったなと思う」とコメントしている。
なお、映画には音楽を担当した2人組ヒップホップバンド・モロハ(MOROHA)や、映画『さよならドビュッシー』の監督で俳優でもある利重剛も出演している。2018年初春に、渋谷ユーロスペースほかで順次公開予定。