ナイキ(NIKE)から、ビル・バウワーマンによる製品試作をベースに制作したシューズ「ナイキ クラシック コルテッツ KM QS」(1万1,000円)が登場、8月11日より販売される。
1965年、長距離ランナーであったケニー・ムーア(Kenny Moore)がオレゴン大学の選手だった頃、走高跳用の靴を履いての練習が原因で右足を骨折。ムーアの陸上コーチであったビル・バウワーマン(Bill Bowerman)がその事実を指摘し、骨折が治るまでの6週間で特製のシューズを制作した。
工場に連絡をとり、ソールを厚くしたり、ベースを幅広にして様々な足型にアッパーを組み合わせたり、変更すべき箇所を指示し、工場で作られた試作品をムーアが試着。それをベースに、さらにバウワーマンによる改良や承認が行われた。、後に「コルテッツ」と名付けられるシューズは、「アスリートのパフォーマンス向上のためにより良い製品を作る」という、ナイキとバウワーマンの思いの象徴となっている。
この52年前の出来事が、今回発売される「ナイキ クラシック コルテッツ KM QS」の誕生に繋がった。シューズの真っ白な側面には、「MOORE」の名前が記され、中敷には彼がかつて実践していた陸上のトレーニングスケジュールがプリントされている。取り扱いは公式サイト(https://www.nike.com)及び、一部のNIKE販売店にて。