今年3月に100回目となるショーを開催したドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）が、記念すべき第1回目から現在に至るまでのすべてのショーの様子を収めた2冊の書籍を出版する。

1回目から50回目のショーをまとめた『Dries Van Noten 1-50』と、51回目から100回目のショーをまとめた『Dries Van Noten 51-100』に分けられたブランドの回顧録ともいえる書籍では、ランウェイからバックステージ、インビテーション、選び抜かれたショー会場やその舞台演出に至るまで、未公開ショットを含めた2000枚以上の写真とともに余すところなく紹介する。その内容は、それぞれのコレクションに込められた思いを記録した、デザイナーの作品とその美学的な表現方法を掘り下げたものとなっている。

また、ショーの一つひとつには、著名ジャーナリストによる解説が添えられており、ウィメンズではスザンナ・フランケル（Susannah Frankel）、メンズではティム・ブランクス（Tim Blanks）が、各コレクションのインスピレーションやクリエーションソース、その背景やストーリーなどについて詳述している。

デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンは、1958年ベルギーのアントワープ生まれ。1985年に同ブランドをスタートさせて以来、革新的なプリントや刺繍、色、生地使いやそれらへの審美眼で高く評価されている。今回の書籍出版にあたり、「私は、これまでの私の過去を讃えるためのもの、というこの本のアイデアが気に入っています。何故ならこれからは、未来とデザイナーとしてより一層進化していくことだけにフォーカスできるから。100回目のショーというのはまさに“お祝い”であり、このショーをこれからも記憶に留めておきたかったのです。すべてのショーをこのようにまとめることができたことをとても嬉しく思っています」とコメントしている。

【書籍情報】
『Dries Van Noten 1-100』
（Dries Van Noten 1-50 / Dries Van Noten 51-100）
※2冊が特別仕様のケースに入った限定版
出版：Belgium Lannoo Publishing
発売日：2017年10月予定
価格：1万8,500円　

『Dries Van Noten 1-50』『Dries Van Noten 51-100』
※1冊ずつ
出版：Belgium Lannoo Publishing
ハードカバー／210×275ｍｍ
発売日：2017年10月予定
価格：日本価格未定