愛媛・松山の道後温泉及び、その周辺エリアでは、2019年2月28日まで4年ぶりのアートの大祭「道後オンセナート 2018」が開催。2018年4月14日のグランドオープンに先駆け、プレオープンしている。
「アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~」をテーマに、道後地区のホテルや旅館の客室などにアーティストが空間演出を施した作品を展示する同プロジェクト。「オマージュ」をキーワードに約20名のアーティストが作品を提供する。
19年2月28日まで、三沢厚彦の巨大なクマの立体作品「Animal 2017-01-B2(クマ)」や、浅田政志の「鷲の恩返し」をテーマに道後温泉本館と道後の人々を撮影した「鷲の恩返し-朝6時、本日も湯が湧き人集う-(仮)」、梅佳代による道後中学校の野球部男子生徒たちを撮りおろした新作「坊っちゃんたち」、道後温泉本館で販売されている特製タオルを模した、イチハラヒロコのオリジナルタオル「道後温泉 vs イチハラヒロコ(仮)」(税込320円)、宇野亞喜良のイラストレーションで埋め尽くされたイングランド様式のホテルの一室(見学料/1,000円)、大宮エリー手掛ける、パワースポットのような客室「楽園」(見学料/税込1,000円)、祖父江慎による夏目漱石の『坊ちゃん』テキストで囲まれた一室「空間書籍『坊ちゃん』(仮)」などが展開している。
加えて、10月1日から18年5月31日までは、蜷川実花による写真集『Light of』から10枚の花火写真と未収録写真24枚を道後温泉本館及び、西側の障子とガラスにあしらった「道後温泉本館インスタレーション」が展示される他、10月から19年2月28日まで、大巻伸嗣による椿をモチーフにした立体作品が道後商店街正面入口ゲートに登場する。さらに、12月から19年2月28日まで、淺井裕介による国内外で採取した土と松山、道後の土を用いた2枚の作品も展示される。加えて、鈴木康広や、松井智恵、近藤良平、田中泯といったアーティストの作品も展開する。
【イベント情報】
「道後オンセナート 2018(どうごおんせなーとにせんじゅうはち)/DOGOONSENART 2018」
会期:9月2日~2019年2月28日(プレオープン9月2日から、グランドオープン2018年4月14日から)
会場:道後温泉及び、その他周辺エリア