多くのセレブやファッショニスタから熱狂的に支持されてきたシューズブランド マノロ・ブラニクのドキュメンタリー映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』が、12月23日より日本で公開される。
エレガントでありながら“世界で唯一走れるピンヒール”といわれるマロノ・ブラニクのパーフェクトシューズシリーズは、ダイアナ妃をはじめとしたセレブたちの足元を彩ってきた。また、大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公・キャリーが愛してやまない靴として登場してから爆発的なブームとなった。以降、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』への全面協力、2007年の大英帝国勲章名誉コマンダー受賞などで知られている。
同作では、世界中の女性を魅了する“夢の靴”が生み出されるアトリエ、イギリス・バースの閑静な自宅、そして3万点に及ぶシューズのアーカイブをカメラが捉えている。イタリア・ミラノのアトリエで職人たちと完璧な靴をハンドメイドで生み出すマノロの風変わりな思考プロセスや、スタイリッシュで美しいスケッチ、そしてアトリエスタッフに迫り、クリエイティブな過程を見ることができる。
また、ブランドの愛用者として、“プラダを着た悪魔”で知られる米ヴォーグ誌編集長のアナ・ウィンター、歌姫リアーナ、シューズデザイナーのシャーロット・オリンピア、故デヴィッド・ボウイの妻でモデルのイマン、ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノが登場。さらに、古くからの友人でティファニーのジュエリーデザイナーを務める画家・ピカソの娘であるパロマ・ピカソや、若い頃にマノロとともにヴォーグ誌の表紙を飾ったこともある女優のアンジェリカ・ヒューストンらが、マノロのプライベートな一面を披露する。ガーデニングをこよなく愛し、お茶目な素顔を持つチャーミングなマノロの様子を垣間見ることができる作品となっている。
なお、公開は新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか、全国ロードショーとなる。