仏バッグブランド「モワナ(MOYNAT)」初となるポップアップショップが、7月8日にパリの百貨店、ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)にオープンする。これを皮切りに、世界5大陸を6ヶ月の期間限定で巡回予定。日本での開催も計画されている。
「ル・モワナ・トランクショー(Le Moynat Trunk Show)」と名付けられたショップでは、「ポリーヌ(Pauline)」「レジャン(Rejane)」「クアトロ(Quattro)」といったブランドを代表するハンドバッグがラインアップされる。
また、今回のために新作「リムジン」バッグを製作。モワナを象徴するデザインであるキーロックや、ゴートスキンのラインが使用され、トープ、ペトロールブルー、グレイジ、スカイブルーの4色で展開される。価格は2,500ユーロ(約32万円)。
ポップアップショップのデザインは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」銀座並木通り店なども手掛けたインテリアデザイナー、グエナエル・ニコラ(Gwanael Nicolas)が担当。1902年誕生のシグニチャーアイテム、車の屋根の形に合わせたデザインのトランクからインスパイアされた巨大な透明のトランクをモチーフとして採用した。
モワナは、旅行バッグとトラベル用の小物のブランドとして1849年に誕生。1875年以降は、ウィメンズのハンドバッグも手掛けている。1976年にビジネスをクローズしたが、2010年にLVMHグループのCEOであるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)のプライベートカンパニーがブランドを買収し、2011年11月にパリにショップをオープンした。