パルコ(PARCO)として44年ぶりの東京23区内での新店舗となる「パルコヤ(PARCO_ya)」が11月4日上野にオープンする。新しいエリアで周辺環境に合わせたおとな向けの展開により、新しい客層の獲得を目指す。
ものづくりの背景に物語があり、長く支持されているブランドを中心に、こだわりを持つおとなに向け厳選した全68企業がラインアップ。そのうち約8割(52店舗)が上野御徒町エリア初登場となり、“街に新しい価値・魅力”を加え、約2割(11店舗)は上野御徒町に“思い”があり、地元に縁が深く、ものづくりに根差した企業やブランドで構成されている。
本店が1892年に創業した上野 藪そばは、老舗の味を落ち着きのある和モダンな空間で提供する「うえの やぶそば」をオープンし、パルコヤ限定新メニュー、もちもち食感のそば粉のガレットが登場する。東京で最も予約を取るのが困難といわれる店のひとつ、日本料理店 くろぎは、「廚 otona くろぎ」として新業態となる和スタイルのカフェ&バーをオープン。建築家・隈研吾デザインの、和のダイナミックで洗練された空間で、パルコヤ限定のかき氷やわらび餅を味わえる。
上野で育まれた職人魂が息づく老舗メーカー吉田カバンの専門店「KURA CHIKA byPORTER」では、クラチカオリジナルの新シリーズ「PORTER THINGS」がパルコヤで先行発売される。また、上野のアメ横から始めて全国規模のブランドに成長したカシラ(CA4LA)が、20周年を迎える今年、 創業の地・上野に再出店。ブラウンと木彫のツートーンの内装で天井が高く、開放的な雰囲気で大人も入りやすく、選びやすい店作りになっている。
上野御徒町エリア初出店となる老舗、日比谷花壇はアート×植物のコラボレートで発信力を強めたフラワーショップ「HIBIYA KADAN」をオープン。気軽なフラワーギフトの新提案として、リボン付きの箱に好きなブーケをセットし、そのまま持ち帰り飾ることができるアレンジボックスをパルコヤで先行販売する。さらに、途上国と世界をつなぐ注目のグローバル企業、マザーハウスも出店。使う側の目線に立った機能性と、高品質かつセンスのよいモノ作りが魅力のバッグに注目だ。