エンダースキーマ(Hender Scheme)が2018年春夏コレクション「BLANK」を発表。シーズンコレクションと毎シーズン1型ずつ発表している「manual industrial procducts」(通称オマージュライン)に加え、今回新たに「typical color exception」コレクションをローンチする。
シーズンコレクションでは、ドレスシューズ、ローファー、サンダル、ミュールなど、コンテンポラリーな構造の新作シューズを数多く展開。なかでも「UFO」(6万4,000円)は、革靴におけるソールの概念を広げる“実験的”なシューズといえる。その構造は、中板と呼ばれるミッドソールのゲージをぐるりと外に出し、そこに穴を開けてゴムコードを通すことによって、ミッドソールに羽根の役割を持たせるというユニークなもの。黒のカーフレザーにイエローやレッドといったビビッドな発色のミッドソールを配したデザインは、ストリートで目を引くポイントとなりそうだ。
バッグとアクセサリーのラインには、ハンドルの長さを調整して2WAYで使用できるレザー×ナイロンのバッグ(2万2,000円)を始め、平面に広げるとレジャーシートになるピクニックバッグ(1万1,000円)やレザーで再構成されたテーブルゲームセット(9万円)などがお目見え。定番バッグの「pig shoulder」と「pig bag」には新色のカーキが追加された。
モノができる過程をデザインし、レザースニーカーを履き込んで味を出していく楽しみを提案するオマージュラインには、グッドイヤーウェルテッド製法を応用した外出しのスクイ縫い技術によるクロッグタイプのシューズ(4万6,000円)が登場。アクセントとなるスクイ縫いの部分は、マツヤニを塗り込んだ糸を使用してテンションを強化。植物タンニン鞣しのレザーの風合いとともに、独特の空気感を楽しめる。
新コレクション「typical color exception」は、典型的な配色イメージをクラシックなレザーシューズに落とし込むことで、色が与える記憶や情報を浮かび上がらせ、定番化しているレザーシューズの見え方に新たな感覚を吹き込むことを目的にスタート。ファーストシーズンでは、ベーシックなローファー(5万4,000円)とレースアップシューズ(5万3,000円)がラインアップし、パープル×イエローやブルー×オレンジといった鮮やかな配色に加え、ブラック×ホワイトのモノトーンも展開する。
なお、新作コレクションは12月中旬より、旗艦店のスキマと全国の取り扱い店舗にて順次発売となる。