グレース・タンの日本初大型個展「Materials & Methods」が銀座で開催。来日ワークショップも

開催日:2018.01.19-02.18
2018.01.03
ファッションデザインで身につけたメソッド(方法論)で作品制作を行うシンガポールアーティストレース・タン(Grace Tan)の展覧会「Materials & Methods」をポーラ ミュージアム アネックスにて1月19日から2月18日までの期間で開催する。

「refuge」 2013年 素材:ループピン ©Caleb Ming


グレース・タンは、デザイン・アート・数学的思考すべてを取り入れ、素材や形態に潜む意味や関係性を探りながら作品制作を進行。2003年に発表した実際に着用可能な布の構造と方法論を探るプリーツの彫刻作品「the kwodrent シリーズ」で注目を集め、その後、素材やフォルム、構造の考察を繰り返すことで、作品は布から逸脱し、よりファインアートや立体、オブジェの領域へと移行していった。近年は、ファッションの枠を超え、ダイナミックなインスタレーションや空間建造物なども手がけ、シンガポールを代表するアーティストとして国内外で高い評価を得ている。

展覧会では、初期の作品から最新作まで15年間にわたる彼女のクリエーションの代表的な作品約35点が集結。オール・ハンドメイドの作品から生まれる多種多様なフォルムや色彩、質感が、ギャラリー空間全体に独特な雰囲気を溢れさす展覧会となる。

2018年1月20日には、グレース・タンを講師に、マテリアル・ワークショップを開催。作品「refuge」にも使用されたループピン(洋服などの値札を付ける際に使われるプラスティックのタグ)を使って、実際に素材と遊びながら手の平サイズの作品を作る。通訳有。


【イベント情報】
グレース・タン「Materials & Methods」
会期:2018年1月19日〜2月18日 
時間:11:00〜20:00 (入場は19:30まで)
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:中央区銀座1ー7ー7 ポーラ銀座ビル3階
料金:入場無料
休館日:会期中無休

マテリアル・ワークショップ
会期:2018年1月20日
時間:14:00~15:00
講師:グレース・タン
募集:15名(応募多数の場合は抽選)
参加費:無料
※詳細はギャラリーのメールマガジンにて後日、告知。
編集部
  • 「n.254」 2008年 素材:布
  • 「100のネックピース」 2004-2017年(現在継続中) 素材:布、ひも
  • 「refuge」 2013年 素材:ループピン
  • 「n.330」 2016年 素材:紙、炭酸カルシウム、天然石ほか
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