21日、ニューヨーク発アートビジュアルマガジン「ヴィジョネア(VISIONAIRE)」の最新号出版を記念したインスタレーションがドーバーストリートマーケット・ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)にて開催されている。7月17日まで。前日にはメディアプレビューが開かれ、創設者の1人であるセシリア・ディーン(Cecilia Dean)が来日した。
最新号「ヴィジョネア63フォーエバー(VISIONAIRE 63 FOREVER)」はブランドスタート30周年を迎えた時計「G-SHOCK」と共同で制作・出版。同時計のテーマ「タフネス」「時間を刻み続ける永遠性」から着想を得て、“FOREVER”をエディトリアルテーマに設定。全ページ、メタル(ステンレス)プレートで制作されている。
今号にはモデルのケイト・モス(Kate Moss)を始め、写真家のマリオ・テスティノ(Mario Testino)やデザイナーのカール・ラガーフィールド(Karl Lagerfield)、アーティストのオノ・ヨーコら10名の豪華アーティストが参加。「タフネスということで強い素材の“メタル”を使用して表現することに共感できるアーティストを選んだ」とセシリア氏。
会場は、什器やディスプレイはアルミホイルで梱包されている他、シルバーバルーンが浮かび、メタル一色。同様にシルバーのトップスを身にまとったセシリア氏は「ニューヨークのクロックタワーで5月に開催した記念パーティーも、家具、照明、コップ、階段までアルミホイルに包まれた会場にしたの。エントランスに金属探知機があったのは思わず笑ったわ(笑)。東京でも同じようなディスプレイにしたかった」と話す。
コムデギャルソンやルイ・ヴィトン、エルメス、トム・フォードなどとのバックナンバーも展示・販売されている。今まで様々な有力メゾンとコラボレーションしてきた。「ブランドが強い個性を持っていることが大切。しっかりとした独自性があるところと一緒に制作したい」(セシリア氏)。
また、G-SHOCKの30周年スペシャルモデルや最高峰モデルMR-Gなども展示・販売されている。
ヴィジョネアは、1991年にNYでフォトグラファーのステーヴン・ガン(Stephan Gan)とモデルのセシリア・ディーン(Cecilia Dean)、メイクアップアーティストのジェイムズ・カリアードス(James Kaliardos)によって創刊された、年3回ほど出版される季刊誌。毎号異なるテーマで発刊される。