シャツ専門店「メーカーズシャツ鎌倉(Maker's Shirt 鎌倉)」が、新業態となるメンズ小物の専門店「ウエスト・エンド・ルール・バイ・メーカーズ・シャツ(WEST END RULE by Maker's Shirt) 鎌倉」が6月21日、マークイズみなとみらいにオープンする。
同店は、財布やベルト、傘、バッグなどのメンズ小物に特化した専門店。店名は「西の果ての掟」を意味し、英国紳士が持つようなアイテムを取りそろえた。1993年の創業以来、20年間シャツとネクタイだけを扱ってきた「メーカーズシャツ鎌倉」にとって初の試みとなる。
商品は、四つのカテゴリーに分けられ、ドレスアイテムはビジネスシーンで使えるネクタイやベルト、ポロシャツなど、レザーグッズは財布やカードケース、キーケース、サスペンダーなど、トラベルアイテムは出張時に向けた傘や旅行用バッグなど、ホームアイテムはナイトウエア、靴下などをラインアップ。
財布などの革小物は世界的に有名なブランドの生産も請け負う工場に発注し、コードバンや、ワープロラックスと呼ばれる型押し加工を施したカーフレザーなどを素材に使用している。価格帯は1万5,000円前後がメイン。
同店の池田あづさ店長は、「他メーカーだと同品質で2、3倍の価格になるが、同社は工場と直接取り引きしているため原価を抑えられ、この価格が実現した」と話す。更に、同社の貞末民子社長は、「高い技術を持つ工場や家内工業でものづくりを行っているメーカーを自分達の目で探し出して契約している。上質なものを低価格に抑えて提供している分、セールはしないという方針は曲げない。『この品質で安いね』と思ってくださるお客様に買ってもらいたい」と語る。
その他、イタリアの傘ブランド「マリア・フランチェスコ(Magli Francesco)」に別注したオリジナルの傘(1万5,750円)なども並ぶ。今後も海外の高級ブランドと提携しながら、高品質だが価格を抑えたアイテムを展開していくという。