蜷川実花が“京都”と“花街”を撮り下ろした約120作が公開となる写真展が開催

開催日:2018.04.14-05.13
2018.02.06
京都街の魅力を写真家蜷川実花が華麗に撮り下ろす写真展が、4月14日から5月13日までJR京都駅ビル内にある美術館「えき」KYOTOで開催される。

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
精力的な活動が国内外を問わず、大きな話題と注目を集め続ける現代日を代表する写真家・蜷川実花。芸術文化における幅広い見識から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事も務めている。

そんな蜷川が日本の文化と美学の象徴である「京都」に真っ向から挑戦した本展は、京都の伝統的な美学の粋が蓄積された”花街”と、四季折々の美しい京都の”景色”から構成され、約120点ほどの展示が並ぶ「京の幻想四季絵巻」とも言える。

15名の芸妓舞妓 ©mika ninagawa, artbeat publishers
京都の五花街(祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東)は、それぞれの伝統文化、伎芸を大切に守り、女性たちの手によって未来へとつなげてきた。こうした五花街それぞれから選び抜いた芸妓・舞妓15名のイメージに合わせ、特別なセットを一人ずつ作成。今日まで受け継がれてきた京都の伝統の美学の粋を、蜷川ならではの感性で丁寧に撮り下ろした。幾度となく京都へ足を運び、2年以上の月日をかけた本作がここ京都で初めて公開される。

なお本展は、第6回「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2018アソシエイテッド・プログラム」として開催。また、展示される作品は豪華写真集として、光村推古書院株式会社より発売予定。

蜷川実花の写真は虚実が入り交じることが魅力の根源であり、「京都」と「花街」が蜷川の世界観によってより魅力を増幅させる。

【展覧会情報】
蜷川実花写真展 UTAGE 京都花街の夢 KYOTO DREAMS of KAGAI
会期:4月14日~5月13日
会場:美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
時間:10:00~20:00(百貨店の営業時間に準じ変更になる場合あり、入館は閉館30分前まで)
料金:一般900円 高・大学生700円 小・中学生500円
会期中無休
編集部
  • 15名の芸妓舞妓
  • 紗矢佳(祇園甲部・芸妓)
  • 実佳子(祇園甲部・舞妓)
  • 佳つ扇(祇園甲部・舞妓)
  • とし真菜(宮川町・芸妓)
  • とし夏菜(宮川町・芸妓)
  • とし純(宮川町・舞妓)
  • 市さよ(先斗町・芸妓)
  • 市彩(先斗町・舞妓)
  • 市結(先斗町・舞妓)
  • 梅葉(上七軒・芸妓)
  • 市こま(上七軒・舞妓)
  • 尚あい(上七軒・舞妓)
  • つね有(祇園東・芸妓)
  • つね桃(祇園東・芸妓)
  • 雛佑(祇園東・舞妓)
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