ステラ マッカートニー(Stella McCartney)は、3月5日パリのオペラ座を会場に2018-19年秋冬ウィメンズコレクションショーを開催した。このショーでは、合わせて1月ロサンゼルスで披露された2018-19年秋冬メンズコレクションより8ルックが、直営店限定(6月末発売)のカプセルコレクションとして発表された。
今季もステラ マッカートニーらしい、マスキュリンでエフォートレスなムードは継続。縫い目やダーツが露わになったジャケットの下にはメンズコートの裏地を使用した流れるようなラインのドレスを合わせて。再構築のテクニックによりフロントではショーツを重ねたように見えるテーラードパンツや、ランジェリーのスリップドレスからインスピレーションを得たパールブッシュとリカーのドレス、1960年代の英アーティスト、J・Hリンチの作品をプリントモチーフにしたトップスなどが登場。
一方メンズは、グレーのメランジェのピンストライプテーラリングや、ツイードのチェック柄アウターには、Vネックニットや白Tシャツをシンプルに重ね、またステラ マッカートニーのシグニチャーであるナッパ風素材スキン フリー スキンのジップ付ジャケットは、股下の深いタキシードパンツと合わせたブラック・オン・ブラックのスタイルで。メンズとウィメンズどちらのワードローブにもはまる、さりげなく脱構築されたクラシックでタイムレスなピースがランウェイを飾る。
メンズ、ウィメンズの両コレクションに登場したニット素材のアッパーのスニーカーは、連結部分に接着剤を使用する代わりにフックを用い、さらにシューズを長持ちさせるために各パーツを解体することができるサステナブルなデザインとなっている。