アマゾン ファッション(Amazon Fashion)の自社撮影スタジオが東京・品川シーサイドに3月15日にオープン。その内部が公開された。
ニューヨーク・ブルックリン、ロンドン、インド・デリーに次いで4番目にオープンしたこの新スタジオの総面積は7,500平方メートル、アマゾングループの中でも最大となる。
2000年にAmazon.co.jpがローンチし、2007年にアパレル・シューズ・ウォッチストア、2009年にジュエリーストアがオープン。その後2014年にアマゾン ファッションをスタートさせて、2016年より東京ファッションウィーク(東コレ)の冠スポンサーに就任。
そして2017年、アマゾン ファッションでは、カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)、ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA)、アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)、ケービーエフ(KBF)、アドーア(ADORE)など新規で1,000ブランド以上の取り扱いを開始した。また、サイト上では、東京の今を象徴するブランドの最新アイテムが手に入る「“AT TOKYO” BRAND STORE」、ミタスニーカーズ(mita sneakers)、アトモス(atmos)、スタイルス(Styles)との協業により、限定から定番まで幅広くスニーカーをそろえる「アマゾンキックス(Amazon Kicks)」、アオキ(AOKI)やはるやまなど有名スーツストアのアイテムが一度にまとめて買える「スーツストア(Suits Store)」など、ニーズに合わせたストアを展開するなど、精力的に日本国内の事業を拡大している。
新スタジオは、ラウンジ、会議室、ライブラリーと11のスチール撮影エリア、5つの動画撮影エリア、2つのエディトリアルスタジオ、常駐のヘアメイクやスタイリストを抱える大規模なもので、この設備を整え今後数年の内にカスタマーがアマゾンで扱う数100万点のファッションアイテムをすべて動画で見られるサービスを本格化させる。また引き続き、3月19日から始まる「Amazon Fashion Week TOKYO」のスペシャルプログラム「AT TOKYO(アットトウキョウ)」内で開催されるマメ(Mame Kurogouchi)、アンブッシュ(AMBUSH)、ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)など、東京発のブランドのファッションショーに学生を招待する他、プログラムの一環として若手デザイナーへ無料でスタジオを提供するなど、日本のファッションシーンを支援する取り組みもより強化していくという。今シーズン、ある1ブランドのショーも同スタジオで行う予定になっている。
アマゾンジャパン合同会社 社長のジャスパー・チャンは、「日本はAmazonにとって世界的に注力している地域の一つ。日本でビジネスをスタートさせてから17年が経ったが、私たちはお客様により良いサービスを提供するためにさらに多くのことができると考えている。このオープンを新たな雇用の創出に繋げていくことと同時に、Amazonとしてお客様にとって最良のサービスがご提供できるよう、引き続き日本には多額の投資を行っていく」と述べた。
アマゾンジャパン合同会社 バイスプレジデント ファッション事業部門 統括事業本部長ジェームズ・ピータースは「本日、Amazon Fashion史上最大となる撮影スタジオをファッションの流行が生まれる場として、世界からも注目を集める東京にオープンできたことを大変嬉しく思う。Amazonは日本でも有数のオンラインファッションサイトの一つに成長している。私たちの目標は、お客様にファッションアイテムをお買い求めいただく場としてAmazon Fashionを快適に活用してもらうこと。私たちは常にお客様がオンラインでファッションアイテムを購入する際の体験を改善したいと考えている。このスタジオで撮影・制作される、より高精度な写真や動画によって、お客様にはサイト上でカラー、カッティング、サイズ感やテクスチャーなどを更に詳細にご確認いただけるようになる。これからもAmazon Fashionは、お客様のお買い物体験がさらに素晴らしいものになるよう、引き続き尽力していきたい」とコメントした。