近鉄百貨店がオンラインゲーム「ベジコロ」を開発、テーマは「親子で楽しむ食育」

2013.06.12

近鉄百貨店は7日から、オンラインゲーム「ベジコロ」をメインにしたパソコンやスマートフォン(Android、iOS)対応の食育コンテンツ「ベジスタアイランド」を開設した。利用料金は無料。コンテンツを近鉄百貨店のホームページと連携させることで、全国からの近鉄インターネットショップへの集客と、「あべのハルカス近鉄店」の認知度向上も図る。

コンテンツの内容は、ゲームなどを通じて食の知識や習慣を親子で一緒に学んでいくというもの。メインコンテンツのすごろくゲーム「ベジコロ」は、スタート地点の東京から出発。ゴールの場所と名物料理が自動的に決まるので、サイコロを振って地域を進み、止まった土地で食材である特産品をゲットしながらゴール地点を目指す。このほかにも、トマトをモチーフにしたキャラクター「リコピン」をはじめとする可愛いキャラクターたちが全国各地の「ご当地食材」をクイズ形式で出題する「ベジQ」や、ベジスタ物語やテーマソングを閲覧できる「ベジスタTV」など、子供と大人が一緒になって食の知識を身に付けられるコンテンツを導入する。

今回の食育ゲーム開発は、近鉄百貨店が食育プロジェクト「ベジスタ」とコラボレーションして展開しているさまざまな食育プロジェクトの一環。近鉄百貨店は「ベジスタアイランド」の開設に合わせて、10歳以下の子供を持つ20から40代の母親600名にアンケートを実施。その結果、母親の9割が「食育が必要」と認識しながらも、6割が「実践できていない」ことが判明したという。また、その主な理由が母親の知識不足にあることも明らかになった。

「ベジスタアイランド」は、子供はもちろん、大人も食の知識を楽しく身に付けられる点が大きな特徴。親子のコミュニケーションツールとしても手軽に活用できる。
薄井テルオ
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