「長くつ下のピッピの世界展」、東京富士美術館で開催! 日本初公開の原画など200点を展示

開催日:2018.07.28-09.24
2018.04.04
スウェーデン外交関係樹立150 周年を記念し、「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」が東京富士美術館にて、7月28日から9月24日に開催される。

本展では、70年以上の時を経て今なお世界中で愛されるスウェーデンの国民的児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)の作品を展示。さらに彼女が描く“北欧の暮らしと子どもたち”をテーマに、リンドグレーン作品に描かれるスウェーデンの生活文化、自然との共生、子育てといったテーマにも焦点が当てられる。

リンドグレーンの著書は、全世界100ヶ国以上の言語に翻訳され、出版部数は総計1 億6000 万部にのぼる。
なかでも代表作の『長くつ下のピッピ』は、1941 年、風邪で寝込んでいた娘カーリンを喜ばせようと即興で語ったストーリーが元となり、今日までロングセラーを誇っている。その94 年間の生涯に多くの子ども向け作品を生み出し、“子どもの本の女王”と呼ばれている。

アストリッド・リンドグレーン作・画 《オリジナルピッピ》
1944年 カーリン・ニイマン(リンドグレーンの娘)私物
Text and illustration Astrid Lindgren
ⒸThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company

会場ではスウェーデン、デンマーク、エストニアほかより 「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の代表作品の原画、原稿、リンドグレーンの愛用品等約200 点を出品。

リンドグレーンがタイプし、娘の10歳の誕生日に贈った「オリジナルピッピ」や、2005年に「ユネスコの“世界の記録”」に登録されたスウェーデン王立図書館に所蔵される作品を含む、日本初公開の貴重な原画の数々が披露される。
併せて本展のために制作される特別映像や、ピッピの住む「ごたごた荘」を、外観・室内とも絵本の設定そのままに再現した大型模型も楽しめる。 

なお、本展は東京から宮崎京都名古屋福岡ほか全国に巡回予定。詳細は、5月以降に発表される。
どこかノスタルジックで心温まる、親子3 世代で楽しめる展示会に足を運んでみては。

【イベント情報】
長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~
会期:7 月28 日〜9 月24 日
会場: 東京富士美術館
住所:東京都八王子市谷野町492-1
編集部
  • 《『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画》1940年代後半 アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵
  • アストリッド・リンドグレーン作/イングリッド・ヴァン・ニイマン画《『長くつ下のピッピ』初版本》1945年 アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵
  • イングリッド・ヴァン・ニイマン《『ピッピ 船にのる』挿絵原画》1952年 スウェーデン王立図書館所蔵(ユネスコ“世界の記憶”登録)
  • イロン・ヴィークランド《『やかまし村のクリスマス』挿絵原画》1961年 アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵
  • アストリッド・リンドグレーン作・画《オリジナルピッピ》1944年 カーリン・ニイマン(リンドグレーンの娘)私物
  • アストリッド・リンドグレーン(The Astrid Lindgren)
  • アストリッド・リンドグレーン(The Astrid Lindgren)
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