ミュージシャンのボーイ・ジョージ(Boy George)は1961年6月14日、イギリス・ケント州出身。本名はジョージ・オダウド(George O'Dowd)。
1979年からDJとしての活動を始め、1982年にポップミュージック・バンド、カルチャー・クラブ(CULTURE CLUB)のボーカリストとしてデビュー。独特のハイトーンボイスと中性的で奇抜なメイクやファッションが注目を集めた。楽曲のクオリティーの高さでも評価され、日本でも人気となった。代表曲は「カーマは気まぐれ(Karma Chamerleon、1983年)」など。
4年間、当時ロンドンでブームとなっていた「ニューロマンティック」と呼ばれる音楽シーンを代表するバンドとして活躍したが、ボーイが1986年にドラッグ所持で逮捕されたのをきっかけにカルチャー・クラブは活動休止。
ボーイは翌年ソロ活動をスタートし、1989年に自身のレコードレーベル「モア・プロテイン(More Protein)」を設立し、自身がフロントマンを務めるバンド「ジーザス・ラブズ・ユー(Jesus Loves You)」をプロデュース。その後、1992年にプロデュースしたペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)の楽曲「クライング・ゲーム(The Crying Game)」がヒット。その間もコカイン所持や暴行事件などトラブルが絶えなかった。
1995年に自身の半生を赤裸々に綴った自叙伝「テイク・イット・ライク・ア・マン(Take it Like a Man)」を発売。1999年にはカルチャー・クラブが一時的に再結成され、アルバム「ドント・マインド・イフ・アイ・ドゥ(Don’t Mind If I Do)」をリリース。
現在もクラブDJをメインに精力的に活動を続けている。先日行われた第66回カンヌ国際映画祭でもパフォーマンスを披露した。今月24日にニューシングル「カミング・ホーム(Coming Home)」をリリースする。
80年代をテーマにしたジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)13SSコレクションではボーイ・ジョージルックが登場している。