三越伊勢丹の婦人服プライベートブランド・クロージング イセタンミツコシ(Clothing ISETAN MITSUKOSHI)が、インスタグラムで紹介する“リンクコーディネート”が大人気のご夫婦bonpon(ボンポン)さんとコラボレーションし、6月6日に「Link〜bonpon × Clothing ISETAN MITSUKOSHI〜」をローンチする。
FASHION HEADLINEでは、今回のコラボレーションにまつわる内容を3つのストーリーでお届け。ご夫婦のことや服作りのこと、また完成したラインアップを一挙にご紹介します。
bonponさんとは、共白髪とメガネがトレードマークの仙台に住む60代のご夫婦。bon=夫、pon=妻。2016年12月に開設したインスタグラムのアカウント(@bonpon511)で夫婦のリンクコーディネートを紹介したところ、国内外から反響を集め一躍人気者に。現在のフォロワー数は70万人以上にも上る。リンクコーディネートはペアルックとは異なり、コーディネートの中で色や柄、素材などを合わせてつながりを持たせたものをそう呼ぶ。
すっかり春の陽気となったインタビュー当日、ギンガムチェックでそろえた、赤が挿し色のリンクコーディネートに身を包んで現れたお二人。待ち合わせ場所でもひときわ目を惹き、ファンという方に声を掛けられては気さくに写真撮影に応じる。
――お二人とも大人気ですね!
pon: 先日訪れた大阪の道頓堀ではほとんど声をかけられませんでしたし、場所にもよるかもしれません。逆に日本を訪れた外国人の方に、インスタグラムを見ていますと声をかけていただくこともかなりあるんです。
――bonさんが昨年の春に定年を迎えたということですが、インスタグラムの反響でこれまでと生活がガラリと変わったのではないでしょうか。
bon: 仕事をしていた時とはまったく違う忙しさですが、本当にありがたい忙しさです。これまでと環境が変わりすぎたので、私たち自身はそれを楽しむというだけ。
pon: 外に出れば声をかけられますが、それ以外の基本的な生活はほとんど変わらないのでストレスなどは一切ないです。むしろ声をかけていただけるなんて本当にありがたいこと。
――これまでお仕事はどのようなことをなさっていたのでしょうか。
bon: 広告代理店に勤めていました。
pon: 私は短期のアルバイトなんかもやりましたが、基本はずっと専業主婦です。
――インスタグラムを始めたきっかけは?
pon: 娘が2人いるのですが、次女の勧めで始めました。
――それではその娘さんが生まれる以前のお二人のことを聞かせてください。どのような出会いがありご結婚されたのですか。
pon: 私は千葉県出身、夫は秋田県出身で、高校卒業後に進学した東京の専門学校で知り合いました。芸術系の学校で、私は美術科、夫はデザイン科に在籍していたいわゆる同級生です。長くお付き合いして1980年の5月11日に結婚しました。
――お住まいはずっと仙台ではないのですね。
bon: 最初は東京です。専門学校を卒業して、六畳一間のアパートで同棲生活をスタートさせました。私は長男でしたし、父親を早くに亡くして実家は母一人だったので、いずれ秋田へ帰るつもりでした。東京ではデザイン会社に勤務していましたが、デザインはどこでもできますし、結婚から3年経った頃の妻の妊娠を機に実家へ帰ろうと。秋田では広告代理店に入ってそのまま定年まで勤めました。
――広告代理店と訊くとものすごく忙しいイメージがあります。
pon: それはもう、すっごいハードだったと思います。朝出勤しても帰りは次の日。午前様がずっと続いていましたから。何日も帰らない日も珍しくなかったです。
――奥様は帰りが遅くなることについてなにも言わなかったのですか?
pon: 最初の頃はもちろん言いましたし喧嘩も随分しました。ただ言っても帰りが早くなるわけではないですしね。とにかく身体が心配でしたがよく持ち堪えてくれました。
bon: 東京にいた頃は終電を逃して帰れないことが多く、当時は携帯電話もなかったので連絡する術がなくて相当心配かけたと思います。秋田では会社から自宅まで歩いて帰れたので、一旦リセットする余裕があったかな。
――お住まいを仙台へ移されたのはいつですか?
bon: 去年の4月頃です。定年を迎える前に母が亡くなり、自分たちの老後の生活を考えて、このタイミングですべてリセットしようと。秋田の家も古くなりましたし、2人で住むのに大きな一軒家は必要ありませんから。
pon: 義姉の住む仙台は遊びに行くたびに良いところだな思っていたので、終の棲家はこの地でと決めました。選んだ物件は築30年の古い中古マンションですが、2人で住むには十分の広さ。仙台はほどよく都会でとても住みやすいです。
――お二人のファッションを拝見する限り、きっとご自宅のインテリアも素敵なんだろうなと思います。
pon: 和室から洋室へリフォームしたりもしましたが、家具などは足りないものを買い足した程度で、ほとんど秋田で使っていたものをそのまま使っています。出版したばかりの本(『セカンドライフ、はじめてみました』大和書房)に、間取りからクローゼットの中に至るまで細かく載せています。
――bonさんの定年退職があり仙台に引っ越されて、いまは日々をお二人で過ごされているんですよね。
bon: もうずっと2人一緒です。掃除も一緒にやりますけど、家事全般は見習い状態ですね。料理なんかは基本的なことが分からないので、これを今までずっと妻が1人でやってきたかと思うと感謝しかありません。
pon: どちらかが病気になったときのために、自分のことは自分でできるようにならないとね。
――お出かけのリンクコーディネートもお2人で相談して決めるのでしょうか。
bon: 妻が先に決めて、私はそれに合わせたものを選びます。スカートが赤なら、セーターや靴下で赤を取り入れるとか。
――赤といえば、奥様の真っ赤なルージュも印象的です。メイクにもこだわりが?
pon: いいえ、肌が弱いので化粧水や乳液もつけませんし、メイクもしないんです。唯一口紅だけ。口紅の赤も難しくて、ローズっぽくもなく、オレンジっぽくもなく、ちょうど良い色ってなかなかないんですね。やっと見つけても廃盤になったりとか、ずっと口紅ジプシーです。
――お二人のスタイルを作り上げる要素の一つとして、奥様のルージュはとても象徴的なものですが、まさかそれ以外の基本メイクを一切していないとは思いませんでした! そもそもいまのようなリンクコーディネートはいつから始めたのですか?
pon: 私たちはアイビー世代で、もともと服の好みや好きな色も一緒。基本は昔から変わりません。かといって最初からずっといまのようなスタイルだったわけではなく、インスタグラムを勧めてくれた次女がきっかけでいまのスタイルに行き着きました。
――ここでも娘さんが登場するんですね!
pon: 長女は大学進学で秋田を出てからそのまま東京で嫁ぎましたが、次女は秋田でずっと一緒に暮らしていたので3人で出かける機会が多かったんです。映画や美術館へ行くときに“3人でコーディネートをそろえよう”と提案されてから、徐々にいまのスタイルが確立されました。次女は帽子やセーターなどをお父さんにプレゼントしてくれて、夫も自分じゃ買わないけど娘のプレゼントなら着てみようかなと言って。奇抜なものではないし、色で遊びを効かせるくらいなら取り入れやすいからって。
――まさに娘さんがきっかけでご夫婦の生活が激変した感じですね。娘さんがファッション好きなのも、ご両親の影響なのではないでしょうか。
pon: 1冊目に出版した本(『bonとpon ふたりの暮らし』)に掲載された娘のインタビューでは、「洋服の中のどれか一色を靴下と合わせるといいよ」とか、小さいときに私が何気なく言っていた言葉に影響されたとは書いてありましたが、照れ臭くて直接話したことはないですね。
――本を出されるまで人気となったお二人が、今度は三越伊勢丹のプライベートブランド「クロージング イセタンミツコシ」とコラボレーションします。オファーが来たときはどのように感じましたか?
pon: 女性バイヤーの方から直接インスタのDMが届いたのですが、とにかくビックリしました。ありがたいことに沢山の方々からご連絡をいただきますが、まさか三越伊勢丹なんてすごいところから来るとは思いませんから。
bon: まずはお話を伺ってから、というのが私たちのスタンスですが、今までになかったワクワクする企画でさすがは三越伊勢丹だと思いました。妻は洋服が大好きなので、自分の好みに合った服が作れることが魅力的だったんじゃないかな。実際にお会いして話が一気に広がりましたね。
――服作りはどうでしたか?
pon: すべて初めての経験で、もう本当に楽しかったです。東京へ来たときに色見本を見たり、バッグを作っているところを見せてもらったりしました。
bon: 広告だと出来上がったものを宣伝するのでよく知らなかったのですが、服作りはここまで細かく色々決めて、たくさんの過程があってたくさんの方が携わって完成するものなんだと驚きましたね。
――デザインのイメージはbonponさんから直接企画側へ伝えたのですか? 特にこだわった点などはありますか?
pon: ワンピースはシンプルなAラインのもの、ブラウスなら丸襟で透けない素材など、いくつか要望を出しましたがどれも本当にベーシックな形です。青や赤などのイメージカラーもお伝えしましたね。出来上がったサンプルを見せていただいたのですが、本当に好みの形に仕上げてくださっていて、まさにドンピシャで感激しました! ふたりの似顔絵と愛猫のブローチも作ってくださるなんてとっても嬉しいです。
――ユニセックスで着られるニットもあるということで、6月は父の日もありますし家族へのギフトにも良さそうですね。どんな人に着てほしいですか?
pon: テーマが“リンク”だったので、夫婦、家族、お友達で合わせて新しいファッションの楽しみ方をしてもらえるといいなと思います。色にこだわったソックスを、家族全員でおそろいにするのもおすすめですね。
bon: 親子でもいいけど、おじいちゃんと孫で取り入れるのもいいんじゃないかな。
――最後にお二人のファンの方々へ、メッセージをお願いします。
bonpon: 装いにちょっとでも繋がりがあるとお出かけもより楽しいものになります。コラボしたお洋服をみなさんが着ているところを見るのが、いまからとっても楽しみです。
穏やかな口調でとても丁寧にお話しされるbonさんとponさん。お二人の柔らかな雰囲気にすっかり魅了され、温かな気持ちに包まれました。bonponさんの人気の秘密は、お洒落なリンクコーディネートもさることながら、写真から滲み出るそのお人柄も大いに関係していると思うのでした。
次回は、「第2話: bonpon × Clothing ISETAN MITSUKOSHI コラボレーションのこと」をお届けします。
FASHION HEADLINEでは、今回のコラボレーションにまつわる内容を3つのストーリーでお届け。ご夫婦のことや服作りのこと、また完成したラインアップを一挙にご紹介します。
第1話: bonponさんのこと
bonponさんとは、共白髪とメガネがトレードマークの仙台に住む60代のご夫婦。bon=夫、pon=妻。2016年12月に開設したインスタグラムのアカウント(@bonpon511)で夫婦のリンクコーディネートを紹介したところ、国内外から反響を集め一躍人気者に。現在のフォロワー数は70万人以上にも上る。リンクコーディネートはペアルックとは異なり、コーディネートの中で色や柄、素材などを合わせてつながりを持たせたものをそう呼ぶ。
すっかり春の陽気となったインタビュー当日、ギンガムチェックでそろえた、赤が挿し色のリンクコーディネートに身を包んで現れたお二人。待ち合わせ場所でもひときわ目を惹き、ファンという方に声を掛けられては気さくに写真撮影に応じる。
――お二人とも大人気ですね!
pon: 先日訪れた大阪の道頓堀ではほとんど声をかけられませんでしたし、場所にもよるかもしれません。逆に日本を訪れた外国人の方に、インスタグラムを見ていますと声をかけていただくこともかなりあるんです。
――bonさんが昨年の春に定年を迎えたということですが、インスタグラムの反響でこれまでと生活がガラリと変わったのではないでしょうか。
bon: 仕事をしていた時とはまったく違う忙しさですが、本当にありがたい忙しさです。これまでと環境が変わりすぎたので、私たち自身はそれを楽しむというだけ。
pon: 外に出れば声をかけられますが、それ以外の基本的な生活はほとんど変わらないのでストレスなどは一切ないです。むしろ声をかけていただけるなんて本当にありがたいこと。
――これまでお仕事はどのようなことをなさっていたのでしょうか。
bon: 広告代理店に勤めていました。
pon: 私は短期のアルバイトなんかもやりましたが、基本はずっと専業主婦です。
――インスタグラムを始めたきっかけは?
pon: 娘が2人いるのですが、次女の勧めで始めました。
――それではその娘さんが生まれる以前のお二人のことを聞かせてください。どのような出会いがありご結婚されたのですか。
pon: 私は千葉県出身、夫は秋田県出身で、高校卒業後に進学した東京の専門学校で知り合いました。芸術系の学校で、私は美術科、夫はデザイン科に在籍していたいわゆる同級生です。長くお付き合いして1980年の5月11日に結婚しました。
――お住まいはずっと仙台ではないのですね。
bon: 最初は東京です。専門学校を卒業して、六畳一間のアパートで同棲生活をスタートさせました。私は長男でしたし、父親を早くに亡くして実家は母一人だったので、いずれ秋田へ帰るつもりでした。東京ではデザイン会社に勤務していましたが、デザインはどこでもできますし、結婚から3年経った頃の妻の妊娠を機に実家へ帰ろうと。秋田では広告代理店に入ってそのまま定年まで勤めました。
――広告代理店と訊くとものすごく忙しいイメージがあります。
pon: それはもう、すっごいハードだったと思います。朝出勤しても帰りは次の日。午前様がずっと続いていましたから。何日も帰らない日も珍しくなかったです。
――奥様は帰りが遅くなることについてなにも言わなかったのですか?
pon: 最初の頃はもちろん言いましたし喧嘩も随分しました。ただ言っても帰りが早くなるわけではないですしね。とにかく身体が心配でしたがよく持ち堪えてくれました。
bon: 東京にいた頃は終電を逃して帰れないことが多く、当時は携帯電話もなかったので連絡する術がなくて相当心配かけたと思います。秋田では会社から自宅まで歩いて帰れたので、一旦リセットする余裕があったかな。
――お住まいを仙台へ移されたのはいつですか?
bon: 去年の4月頃です。定年を迎える前に母が亡くなり、自分たちの老後の生活を考えて、このタイミングですべてリセットしようと。秋田の家も古くなりましたし、2人で住むのに大きな一軒家は必要ありませんから。
pon: 義姉の住む仙台は遊びに行くたびに良いところだな思っていたので、終の棲家はこの地でと決めました。選んだ物件は築30年の古い中古マンションですが、2人で住むには十分の広さ。仙台はほどよく都会でとても住みやすいです。
――お二人のファッションを拝見する限り、きっとご自宅のインテリアも素敵なんだろうなと思います。
pon: 和室から洋室へリフォームしたりもしましたが、家具などは足りないものを買い足した程度で、ほとんど秋田で使っていたものをそのまま使っています。出版したばかりの本(『セカンドライフ、はじめてみました』大和書房)に、間取りからクローゼットの中に至るまで細かく載せています。
――bonさんの定年退職があり仙台に引っ越されて、いまは日々をお二人で過ごされているんですよね。
bon: もうずっと2人一緒です。掃除も一緒にやりますけど、家事全般は見習い状態ですね。料理なんかは基本的なことが分からないので、これを今までずっと妻が1人でやってきたかと思うと感謝しかありません。
pon: どちらかが病気になったときのために、自分のことは自分でできるようにならないとね。
――お出かけのリンクコーディネートもお2人で相談して決めるのでしょうか。
bon: 妻が先に決めて、私はそれに合わせたものを選びます。スカートが赤なら、セーターや靴下で赤を取り入れるとか。
――赤といえば、奥様の真っ赤なルージュも印象的です。メイクにもこだわりが?
pon: いいえ、肌が弱いので化粧水や乳液もつけませんし、メイクもしないんです。唯一口紅だけ。口紅の赤も難しくて、ローズっぽくもなく、オレンジっぽくもなく、ちょうど良い色ってなかなかないんですね。やっと見つけても廃盤になったりとか、ずっと口紅ジプシーです。
――お二人のスタイルを作り上げる要素の一つとして、奥様のルージュはとても象徴的なものですが、まさかそれ以外の基本メイクを一切していないとは思いませんでした! そもそもいまのようなリンクコーディネートはいつから始めたのですか?
pon: 私たちはアイビー世代で、もともと服の好みや好きな色も一緒。基本は昔から変わりません。かといって最初からずっといまのようなスタイルだったわけではなく、インスタグラムを勧めてくれた次女がきっかけでいまのスタイルに行き着きました。
――ここでも娘さんが登場するんですね!
pon: 長女は大学進学で秋田を出てからそのまま東京で嫁ぎましたが、次女は秋田でずっと一緒に暮らしていたので3人で出かける機会が多かったんです。映画や美術館へ行くときに“3人でコーディネートをそろえよう”と提案されてから、徐々にいまのスタイルが確立されました。次女は帽子やセーターなどをお父さんにプレゼントしてくれて、夫も自分じゃ買わないけど娘のプレゼントなら着てみようかなと言って。奇抜なものではないし、色で遊びを効かせるくらいなら取り入れやすいからって。
――まさに娘さんがきっかけでご夫婦の生活が激変した感じですね。娘さんがファッション好きなのも、ご両親の影響なのではないでしょうか。
pon: 1冊目に出版した本(『bonとpon ふたりの暮らし』)に掲載された娘のインタビューでは、「洋服の中のどれか一色を靴下と合わせるといいよ」とか、小さいときに私が何気なく言っていた言葉に影響されたとは書いてありましたが、照れ臭くて直接話したことはないですね。
――本を出されるまで人気となったお二人が、今度は三越伊勢丹のプライベートブランド「クロージング イセタンミツコシ」とコラボレーションします。オファーが来たときはどのように感じましたか?
pon: 女性バイヤーの方から直接インスタのDMが届いたのですが、とにかくビックリしました。ありがたいことに沢山の方々からご連絡をいただきますが、まさか三越伊勢丹なんてすごいところから来るとは思いませんから。
bon: まずはお話を伺ってから、というのが私たちのスタンスですが、今までになかったワクワクする企画でさすがは三越伊勢丹だと思いました。妻は洋服が大好きなので、自分の好みに合った服が作れることが魅力的だったんじゃないかな。実際にお会いして話が一気に広がりましたね。
――服作りはどうでしたか?
pon: すべて初めての経験で、もう本当に楽しかったです。東京へ来たときに色見本を見たり、バッグを作っているところを見せてもらったりしました。
bon: 広告だと出来上がったものを宣伝するのでよく知らなかったのですが、服作りはここまで細かく色々決めて、たくさんの過程があってたくさんの方が携わって完成するものなんだと驚きましたね。
――デザインのイメージはbonponさんから直接企画側へ伝えたのですか? 特にこだわった点などはありますか?
pon: ワンピースはシンプルなAラインのもの、ブラウスなら丸襟で透けない素材など、いくつか要望を出しましたがどれも本当にベーシックな形です。青や赤などのイメージカラーもお伝えしましたね。出来上がったサンプルを見せていただいたのですが、本当に好みの形に仕上げてくださっていて、まさにドンピシャで感激しました! ふたりの似顔絵と愛猫のブローチも作ってくださるなんてとっても嬉しいです。
――ユニセックスで着られるニットもあるということで、6月は父の日もありますし家族へのギフトにも良さそうですね。どんな人に着てほしいですか?
pon: テーマが“リンク”だったので、夫婦、家族、お友達で合わせて新しいファッションの楽しみ方をしてもらえるといいなと思います。色にこだわったソックスを、家族全員でおそろいにするのもおすすめですね。
bon: 親子でもいいけど、おじいちゃんと孫で取り入れるのもいいんじゃないかな。
――最後にお二人のファンの方々へ、メッセージをお願いします。
bonpon: 装いにちょっとでも繋がりがあるとお出かけもより楽しいものになります。コラボしたお洋服をみなさんが着ているところを見るのが、いまからとっても楽しみです。
穏やかな口調でとても丁寧にお話しされるbonさんとponさん。お二人の柔らかな雰囲気にすっかり魅了され、温かな気持ちに包まれました。bonponさんの人気の秘密は、お洒落なリンクコーディネートもさることながら、写真から滲み出るそのお人柄も大いに関係していると思うのでした。
次回は、「第2話: bonpon × Clothing ISETAN MITSUKOSHI コラボレーションのこと」をお届けします。