フランスのショコラティエ&キャラメリエの「アンリ・ルルー(HENRI LE ROUX)」が、東京ミッドタウン店で期間限定発売した「クイニーアマン・オ・セー・ベー・エス(C.B.S.)」が予想以上の売れ行きとなり、当初5月末までだった販売期間を6月30日まで延長した。
同商品は、今年1月に伊勢丹で開催されたサロン・デュ・ショコラで先行発売され、1日2,000個以上という驚異的な売り上げを記録。ミッドタウン店ではまとめ買いをするリピーターが続出しているという。
クイニーアマンは、アンリ・ルルー発祥の地フランス、ブルターニュ地方の伝統菓子で、ブルトン語で「バター(amann)の菓子(kouign)」 という意味。アンリ・ルルーによると、「フランスの小麦とバターをたっぷりと使用し、キャラメリゼされた外側はカリッと香ばしく、内側にアンリ・ルルーの代名詞である塩味のキャラメル「セー・ベー・エス」1個分を包み込んだオリジナルレシピが人気の理由」とのこと。
アンリ・ルルーの日本での製造責任者である尾形剛平シェフは「出来立てだけでなく、翌日オーブンで少し温め直すと中のキャラメルが程よく溶け、格別な美味しさになる」と話す。
アンリ・ルルーは1977年フランス・ブルターニュの港町、キブロンにショコラティエとして誕生。ブルターニュ特産の加塩バターを使用した独自の食感のキャラメル「セー・べー・エス」を生み出し、世界で唯一キャラメリエの称号を持つ。創業者のアンリ・ルルーは2010年に引退し、現在2代目シェフとしてジュリアン・グジアン(Julien Gouzien)が活躍している。2012年、フランスの権威あるショコラ愛好会「C.C.C.」より、グジアンによる 新作ショコラ「ゴマ(GOMA)」などが、最高位の「5タブレット」の評価を獲得し話題となった。