東京発のブランド・イン(IHNN)が先日、2018-19年秋冬コレクションビジュアルを発表した。このアプローチについて「携帯の小さな画面でインスタ等から簡単に服を見る今の流れに反して、見る人が少しでも服のことを考えるような機会を作りたかった」と、デザイナーのイン・チソン(Chisung IHN)は語る。
この“機会(=新しい見せ方)”、というのが、「ルック」ではなく人々の記憶に残る「ビジュアル」を作ること。「ルック」とは、一体一体のスタイリングを見せた所謂シーズンカタログのような写真を指す。対するここでの「ビジュアル」とは、広告のような、より力強く、時代を写した、誰の記憶にも残る写真の枠には止まらない表現と言えるだろう。東京を拠点とするブランドには後者の意味での「ビジュアル」表現があまり定着していないように思う。
今回、インの2018-19年秋冬ビジュアルを撮影したのは鈴木親。スタイリスト北村道子とタッグを組み、福士リナをモデルに「ビジュアル」を撮り下ろした。さらに代官山では、週末限りのインスタレーションも行われた。
モーツァルトが1785年に作曲した『不協和音』に着想を得た今シーズン。秋冬らしからぬダークイエロー、ウルトラバイオレット、ラベンダーといった大胆なカラーパレットをベースに、ランダムなステッチや自由な紐使い、オリジナルテキスタイルなどで「不協和音」的に世界観を表現した。
この“機会(=新しい見せ方)”、というのが、「ルック」ではなく人々の記憶に残る「ビジュアル」を作ること。「ルック」とは、一体一体のスタイリングを見せた所謂シーズンカタログのような写真を指す。対するここでの「ビジュアル」とは、広告のような、より力強く、時代を写した、誰の記憶にも残る写真の枠には止まらない表現と言えるだろう。東京を拠点とするブランドには後者の意味での「ビジュアル」表現があまり定着していないように思う。
今回、インの2018-19年秋冬ビジュアルを撮影したのは鈴木親。スタイリスト北村道子とタッグを組み、福士リナをモデルに「ビジュアル」を撮り下ろした。さらに代官山では、週末限りのインスタレーションも行われた。
モーツァルトが1785年に作曲した『不協和音』に着想を得た今シーズン。秋冬らしからぬダークイエロー、ウルトラバイオレット、ラベンダーといった大胆なカラーパレットをベースに、ランダムなステッチや自由な紐使い、オリジナルテキスタイルなどで「不協和音」的に世界観を表現した。