ジェトロ、9月開催メゾン・エ・オブジェに初出展。厳選15社が日本の魅力伝える

2013.06.06

ジェトロ(JETRO、日貿易振興機構)は、9月5日から10日の5日間にわたりパリで開催されるインテリアデザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ2013」に、初となるブース「Jスタイル(J STYLE+)」を出展する。

48社の応募の中から、選ばれた15社が出品。被災地復興を目的として作られた石巻工房、若手華道家集団のプランティカ、デザインオフィスのミンナ、長野県で木工玩具を製作する酒井産業などが選出された。トランク(TRUNK)代表・デザインディレクターの桐山登志樹がセレクト、「タケオキクチ」や「イソップAesop)」店舗を手掛けたスキーマ建築計画の長坂常がブース設計を担当。

Jスタイルは、日本政府が取り組む「クール・ジャパン戦略」の一環。メゾン・エ・オブジェ1月展に出展してきたが、今回はパリ・デザインウィークが開催されデザイン関係者が集まる9月に舞台を移す。今回のコンセプトは「serendipity- a new platform for buyers, users, manufacturers」。価値観が多様化する中で消費者が関心を寄せるのは、モノの価値に加えて、作り手の哲学やこだわり、デザイン、センスなどモノの背景であり、メーカー、クリエイター、ユーザーなどが双方向で参画できるプラットフォームの存在であるという考え方による。

メゾン・エ・オブジェは、パリで開催されているインテリア・プロダクトデザイン業界の見本市。家具テーブルウエア、インテリア装飾品など、メゾン(“家”の意)に関連するライフスタイルを構成するあらゆるアイテムを対象とし、1月と9月の年2回開催。年間の出展社数は5,300社以上で、総来場者数は15万人を超える。Jスタイルが今回出展するホール「now!」は、特に高感度なバイヤーやプレスクリプターが集まることで有名。
くまがいなお
  • メゾン・エ・オブジェに出展するJスタイルのブース
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