ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)の2019年春夏メンズコレクションが、6月21日パリファッションウィークで発表された。
ファーストルックは色のグラデーションがうねるスイムパンツ。モチーフはミッド・センチュリー・モダンデザインを代表するヴェルナー・パントン(Verner Panton)のプリント。今シーズンは全編、パントンとのコラボレーションで、パントンモチーフをドリスらしい色のマジックでリズミカルなメンズコレクションが提案された。
スイムパンツにも使用された鮮やかなレインボーモチーフはビッグT、ワークジャケットなどでも展開され、オレンジのジャケットにボルドーのシャツと色の重なりでドリスらしい世界が続く。
ブルーからネイビー、イエローからブラウン、オレンジからレッドへのパントンモチーフのグラデーションがメンズテーラード、ワークウェア、スポーツウェアのベーシックなアイテムに置き換えられ、コットン、リネン、光沢感のあるナイロン、デニム、トランペアレントな素材とのレイヤーを楽しめる。
コレクション前にスペインのプーチグループへ株式の過半数を売却するというニュースが発表され、アントワープの独立系ラグジュアリーブランドとして外部資本に頼ることなく成功したブランドの今後に注目が集まったが、ドリス本人はクリエイティ ブディレクター兼会長として残ることが発表されている。