J.フロントリテイリングの5月度売上高は10ヵ月連続でプラス、大丸松坂屋百貨店は対前年比9.7%の増

2013.06.05
J.フロントリテイリングは3日、5月度の売上速報値を発表した。大丸松坂屋百貨店の合計数値は対前年比9.7%の増、百貨店事業合計では8.7%の増。大丸松坂屋百貨店、百貨店事業ともに10ヵ月連続で前年実績を上回った。

売上高の増加に貢献したのは、売りつくしセールによる嵩上げ効果が続いている松坂屋銀座店(銀座地区再開発・建て替えのため6月30日で閉店)と、昨年10月に増床グランドオープンした大丸東京店。松坂屋銀座店は138.2%に達する大幅増収が継続、大丸東京店も37.9%の増と好調な販売を維持している。

地方店舗の販売も堅調で、今月19日に食品売場のグランドオープンを控える松坂屋名古屋店が24.7%増の実績。進行中の改装効果や高額品の売上が大幅に伸びたこともあり、7ヵ月連続の対前年プラスとなった。他にも大丸札幌店が4ヵ月連続で対前年プラスを達成。大丸梅田店が7.1%減、大丸神戸店が1.8%減となったが、直営16店舗中の13店舗と、関係百貨店2店舗が前年実績を上回った。

商品別売上では、高級時計、宝飾品やラグジュアリーブランドなどが大幅な伸びを記録。加えてパラソル、サングラスなどの初夏ものシースンアイテムや、ワンピースやシャツなどの夏向け衣料品が活発に動いた。
編集部
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