ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の2019年春夏メンズコレクションが6月18日ミラノで発表された。
エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)が9月のウィメンズのショーでメンズと統合して発表することになり、6月のミラノファッションウィークメンズでショーを行うのは、ジョルジオ アルマーニだけとなった。
エンポリオは休止となったものの、同コレクションに先駆け、ピッティ・ウオモ会期中の6月14日にフィレンツェのパンドルフィーニ宮(Palazzo Pandolfini)で、英国のバンド・モーチーバ(Morcheeba)を招いてのライブパーティーを開催。1日にフィレンツェにニューブティックがオープンしたことを記念してのイベントながら、沈滞気味のイタリアメンズ業界の活性化に向けて、話題を与え続けるのはさすが、イタリアファッション界の帝王健在といったところ。
今シーズンのコレクションはアルマーニが帝王の称号を得た80年代を思わせる大きなショルダーと広いラペル。ダブルブレストジャケットとワイドパンツが描くゆったりしたシルエットをベースに、ミリタリーなディテールをエレガントに仕上げたアイテムが全体を構成する。
全体がルーズフィットでオーバーサイズ。幅の広いラペルは40年代のズートスーツのようだが、ショールカラーの役割を果たすようにウエスト位置までVゾーンが下げられている。ジャケットの丈は短めでワイドパンツとリラックスしたシルエットを描く。
淡いアーシーなトーンで展開されるカラーはインディゴをシャイニーに仕上げることで品の良い大人のアイテムに。ボタニカルを思わせるモチーフのやわらかなニットや、二重ベルト、サスペンダーなど遊び心のあふれるスタイルが楽しい。オプティカルやタイダイ、ボタニカル柄のベストやニット、サテンのルック、リュックなど、旬なトレンドがコレクションを彩る。
オープニングのガウチョスタイルに代表されるようにAI、ICTと変化への対応が慌ただしい時代に、ゆったりすることがラグジュアリーな生き方、という帝王の声が聞こえてきそうだ。
Text: Tatsuya Noda
エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)が9月のウィメンズのショーでメンズと統合して発表することになり、6月のミラノファッションウィークメンズでショーを行うのは、ジョルジオ アルマーニだけとなった。
エンポリオは休止となったものの、同コレクションに先駆け、ピッティ・ウオモ会期中の6月14日にフィレンツェのパンドルフィーニ宮(Palazzo Pandolfini)で、英国のバンド・モーチーバ(Morcheeba)を招いてのライブパーティーを開催。1日にフィレンツェにニューブティックがオープンしたことを記念してのイベントながら、沈滞気味のイタリアメンズ業界の活性化に向けて、話題を与え続けるのはさすが、イタリアファッション界の帝王健在といったところ。
今シーズンのコレクションはアルマーニが帝王の称号を得た80年代を思わせる大きなショルダーと広いラペル。ダブルブレストジャケットとワイドパンツが描くゆったりしたシルエットをベースに、ミリタリーなディテールをエレガントに仕上げたアイテムが全体を構成する。
全体がルーズフィットでオーバーサイズ。幅の広いラペルは40年代のズートスーツのようだが、ショールカラーの役割を果たすようにウエスト位置までVゾーンが下げられている。ジャケットの丈は短めでワイドパンツとリラックスしたシルエットを描く。
淡いアーシーなトーンで展開されるカラーはインディゴをシャイニーに仕上げることで品の良い大人のアイテムに。ボタニカルを思わせるモチーフのやわらかなニットや、二重ベルト、サスペンダーなど遊び心のあふれるスタイルが楽しい。オプティカルやタイダイ、ボタニカル柄のベストやニット、サテンのルック、リュックなど、旬なトレンドがコレクションを彩る。
オープニングのガウチョスタイルに代表されるようにAI、ICTと変化への対応が慌ただしい時代に、ゆったりすることがラグジュアリーな生き方、という帝王の声が聞こえてきそうだ。
Text: Tatsuya Noda