パンク・ロックの女王、パティ・スミス(Patti Smith)の初の自伝『ジャスト・キッズ』と詩集『無垢の予兆』が12月21日(金)に発売される。
『ジャスト・キッズ』は、ニューヨークを舞台に写真家ロバート・メイプルソープとの出会いから別れまでの20年がつづられた、パティ・スミスの青春回想録。1967年、コルトレーンが亡くなった夏、アーティストを目指し20歳の頃単身ニューヨークへやってきた痩せっぽちの女の子は、その後かけがえのないパートナーとなる写真家ロバート・メイプルソープと運命的な出会いを果たす。その後、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックス、アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、サム・シェパード、ジム・キャロル、トッド・ラングレンら60年代から70年代カウンター・カルチャーの重要人物たちとの交流を育んでいく。2010年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞。映画化も予定されている。
『無垢の予兆』は、命を授かった者たちへの愛に溢れたパティ・スミスによる詩集。亡き夫や、弟妹たちなど、愛する者たちへ向けた、やわらかなまなざしに満ちた28篇の詩は、1980年代から2007年までに書かれたもの。
【書籍情報】
『ジャスト・キッズ』
訳:にむらじゅんこ、小林薫
発行日:2012年12月21日
発売:河出書房新社
本体価格:2,499円
『無垢の予兆』
訳:東玲子
発行日:2012年12月21日
発売:河出書房新社
本体価格:2,000円