アトリエを静岡に移して1年経ったエヴァーラスティングスプラウトが2013年春夏コレクションを発表した。デザイナーは松村啓市。テーマは「道草道」。道草を楽しむ時間の間や小休憩の感覚にインスパイアされたコレクションを披露した。
ファーストルックは草花の刺繍を全身にあしらった半袖のトップスとクロップドパンツのセットアップ。その後も草花の刺繍やニットの花々が、ワンピースやスカートをキャンバスに続々と登場。色彩は白やベージュにくすんだ色合いで穏やかなトーン。ストライプやカラーブロック、ボーダーなどで色は増えていくが、彩度を調整し、統一した。
シルエットは、トップスはフレアがかったゆとりのある優しい表情。パンツはハイウエストで腰回りに余裕があり、裾へ向かってテーパードしていくペッグトップパンツがメーン。帯のようなニットのウエストベルトやオリジナルの傘などアクセサリーも登場した。
渋谷ヒカリエでは10月17~18日にテキスタイル展も行っていた。ニットを中心に、手作業を駆使したテキスタイルを展示し、ブランドのアイデンティティーを伝えていた。